ソフトバンクが決済アプリ「PayPay」運営企業のアメリカでの新規株式公開(IPO)に向けて支援する投資銀行を選定したと、ロイターが報じています。
Exclusive: SoftBank selects banks for US IPO of payments app PayPay, sources say | Reuters
https://www.reuters.com/business/finance/softbank-selects-banks-us-ipo-payments-app-paypay-sources-say-2025-08-11/
SoftBank Plans Biggest US IPO Since Arm Went Public: Taps Top Wall Street Banks For A Potential $2 Billion Offering – ARM Holdings (NASDAQ:ARM), Goldman Sachs Group (NYSE:GS) – Benzinga
https://www.benzinga.com/markets/ipos/25/08/47022735/softbank-plans-biggest-us-ipo-since-arm-went-public-taps-top-wall-street-banks-for-a-potential-2-billion-offering
QRコードを使った非接触決済手段として普及したPayPayの運営企業はソフトバンクと韓国・ネイバーの合弁会社であり、連結子会社です。もともとはインドのフィンテック企業・Paytmが立ち上げたサービスで、2024年にPaytmはソフトバンクに株式を売却しています。
インドの決済企業「Paytm」がPayPayの株式をソフトバンクに売却 – GIGAZINE
そんなPayPayは、2023年頃にアメリカでの上場を検討していると報じられていました。
ロイターが関係者2人に聞いたところ、上場準備を主導しているのはゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、みずほフィナンシャルグループ、モルガンスタンレーだとのこと。PayPayの株式公開は速ければ2025年第4四半期に実施される可能性があり、投資家から20億ドル(約3000億円)以上を調達する可能性があると関係者は述べています。
ソフトバンクは2023年にArmホールディングスを545億ドル(約8兆800億円)の評価額で上場させ、その後、時価総額は記事作成時点で1450億ドル(約21兆5000億円)を超えています。もしPayPayのアメリカIPOが実現すれば、ソフトバンクによる過半数投資のアメリカ市場上場はArmホールディングス以来となります。
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