ソースコードが公開され、自由に利用・修正・再配布できる「フリーオープンソースソフトウェア(FOSS)」のように思えるのに、実際には「一部だけ異なるライセンスのコードが混ざっている」といったことがあります。それを教えてくれるのが「Is it really foss?」というウェブサイトです。
Is it really foss?
https://isitreallyfoss.com/
「Is it really foss?」にアクセスすると、こんな感じで新規追加された順にFOSSの名前が並んでいて、それぞれの分類がアイコンと色で表示されています。
分類は「Yes!(FOSSである)」「Partially(オープンコアで部分的にFOSS)」「Issues exist(主にFOSSだが問題あり)」および2種類の「Nope!(FOSSではない/FOSSではないがFOSS関連のライセンス問題あり)」、合計5つで示されています。
How we categorise projects – About Is it really foss?
https://isitreallyfoss.com/about/categorisation/
たとえば、公式サイトでは「オープンソースのパスワードマネージャー」を名乗っている「Bitwarden」は「Issues exist」に分類されています。Bitwardenのメインサーバーのコアはオープンソースの「AGPLv3ライセンス」、クライアントアプリケーションのコアはオープンソースを代表する「GPLv3ライセンス」ですが、それぞれの要素に非FOSSコードが含まれているため、使用・変更・配布に制限があります。
Bitwarden: Is it really foss?
https://isitreallyfoss.com/projects/bitwarden/
また、暗号化メールサービスとして知られる「Proton Mail」は、メールクライアントこそ「GPLv3ライセンス」ですが、サービスそのものはFOSSでもなんでもないということで「Nope!」となっています。
Proton Mail: Is it really foss?
https://isitreallyfoss.com/projects/proton-mail/
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