AppleはAI投資を「大幅に」拡大する計画だとティム・クックCEOが語る、Appleの2025年第3四半期売上高は14兆円超で前年同期比10%増 – GIGAZINE


メモ


Appleが2025年第3四半期(4~6月)の決算報告を2025年7月31日(木)に公開しました。それによると、売上高は940億ドル(約14兆円)で、前年から10%増加となりました。また、ティム・クックCEOは投資家への電話会議の中で、今後AppleはAIへの投資を大幅に拡大すると宣言しています。

Apple reports third quarter results – Apple
https://www.apple.com/newsroom/2025/07/apple-reports-third-quarter-results/

Apple、第3四半期の業績を発表 – Apple (日本)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2025/07/apple-reports-third-quarter-results/

Apple Earnings Call – Apple
https://www.apple.com/investor/earnings-call/

Apple plans to ‘significantly’ grow AI investments, Cook says | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/07/31/apple-plans-to-significantly-grow-ai-investments-cook-says/

Appleの2025年度第3四半期における売上高は前年同期比で約9.6%増の940億3600万ドル(約14兆1800億円)に達しました。純利益は前年同期比9.2%増加の234億3400万ドル(約3兆5300億円)、粗利益は前年同期比10.1%増の437億1800万ドル(約6兆5900億円)でした。


部門別では、製品部門の売上高が前年同期の615億6400万ドル(約9兆2300億円)から666億1300万ドル(約9兆9900億円)に、サービス部門が前年同期の242億1300万ドル(約3兆6300億円)から274億2300万ドル(約4兆1100億円)へと増加しました。

製品カテゴリ別の内訳を見ると、iPhoneの売上高は前年同期の392億9600万ドル(約5兆8900億円)から445億8200万ドル(約6兆6900億円)へと好調に推移し、Macも70億900万ドル(約1兆500億円)から80億4600万ドル(約1兆2100億円)へと増加。一方で、iPadは前年同期の71億6200万ドル(約1兆700億円)から65億8100万ドル(約9900億円)へ、ウェアラブル・ホームおよびアクセサリーも80億9700万ドル(約1兆2100億円)から74億400万ドル(約1兆1100億円)へとそれぞれ減少しています。


地域別では、すべての地域で前年同期を上回る売上を記録しました。米州は376億7800万ドル(約5兆6500億円)から411億9800万ドル(約6兆1800億円)へ、欧州は218億8400万ドル(約3兆2800億円)から240億1400万ドル(約3兆6000億円)へ、中華圏は147億2800万ドル(約2兆2100億円)から153億6900万ドル(約2兆3100億円)へと増加しました。日本市場も50億9700万ドル(約7600億円)から57億8200万ドル(約8700億円)に、その他のアジア太平洋地域は63億9000万ドル(約9600億円)から76億7300万ドル(約1兆1500億円)へと、それぞれ売上を伸ばしています。


ティム・クックCEOは決算発表の電話会議において、「iPhoneは2007年の発売以来 、30億台を出荷するという新たな大きな節目を達成しました」と報告しています。ちなみに、iPhoneの出荷台数が10億台に到達したのは2016年7月、20億台に到達した時期は公表されていませんが2021年9月頃といわれています。

iPhone販売台数が10億台突破 – GIGAZINE


さらにクックCEOは、「私たちはAIを、私たちの人生における最も奥深いテクノロジーの一つだと考えており、AIをあらゆるデバイスやプラットフォーム、そして会社全体に組み込んでいます。また、投資も大幅に拡大しています」と述べ、これまで以上にAI事業に注力することを明らかにしました。クックCEOは経済メディアのCNBCに対して「ロードマップを加速させるM&Aには前向きです」と述べており、積極的にAI関連企業への買収を行う姿勢を示しています。


GoogleやMeta、Microsoft、OpenAI、Anthropic、Mistral AIなど各社がAIを開発してしのぎを削っている中、AppleもApple Inteligenceを展開するなどAIに重きを置いたサービスを提供していますが、肝心のAI開発についてはどうしても風下に立ってしまっている状況。AI研究の人材も各社間でし烈な奪い合いが起こっている中で、Appleがどのような戦略に出るのかに注目です。

この記事のタイトルとURLをコピーする


ソース元はコチラ

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

関連記事