エヌビディア、インテルに50億ドル出資へ-半導体を共同開発 – Bloomberg

半導体大手の米エヌビディアは18日、インテルに50億ドル(約7400億円)を出資し、PCやデータセンター向けの半導体を共同開発すると発表した。長年のライバルを支援する予想外の動きだ。インテル株は急伸した。

  両社の発表によると、エヌビディアはインテル普通株を1株23.28ドルで購入する。前日終値より6.5%割安な水準だ。インテルは今後のPC向けチップにエヌビディアのグラフィックス技術を採用するほか、エヌビディアのハードウエアを中心とするデータセンター製品向けにプロセッサーを提供する。

  両社は協力の上で最初に生産される製品の販売時期については明らかにせず、今回の発表はそれぞれの将来の計画に影響しないと説明した。

  米国政府は8月、インテルの株式約10%を取得した。その後、米国の半導体チップ製造とクラウドインフラに数百億ドルの投資を約束しているソフトバンクグループが、20億ドルの投資を決定した。インテルも、投資家に資産を売却して資金を調達している。市場シェアの低下に苦しむ現状では、インテルは最先端半導体の開発に伴う多額の支出の負担を背負うことができない。

  ニューヨーク市場でインテル株は一時28%高。これにより、米政府の保有株の価値は帳簿上で49億ドル(55%超)増加し、約140億ドルに達した。エヌビディア株は一時3.5%上昇した。

Intel Soars After Nvidia Investment

 

出所:Bloomberg

勢力図

  共にカリフォルニア州サンタクララに拠点を置くインテルとエヌビディアの提携は、コンピュータ業界における勢力図の変化を如実に物語っている。インテルは、かつては業界の隅に追いやっていたエヌビディアから、資金面の支援と市場をリードする技術へのアクセスを得ることになった。

  エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、声明で「両社は協力してエコシステムを拡大し、次世代コンピューティングの基盤を築く」と強調した。

  インテルは汎用プロセッサーにエヌビディアの高性能グラフィックス部品を組み合わせたパソコン向け半導体を提供し、デスクトップやノートパソコンの市場でシェアを奪ってきたアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)との競争力を高めることを目指す。AMD株は一時5.9%下落した。


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