「みんなが話題にしているあの作品は何?」テレビに聞けば教えてくれる。
Googleはスマートテレビ向けに自社の生成AI「Gemini」を組み込み、テレビと対話しながら操作できるようにした。番組のおすすめ、過去シーズンの要約に加え、宿題の相談やレシピ提案まで頼めると、同社は月曜のブログで明らかにしている。
使い勝手はモバイルやタブレットのAIアシスタントとほぼ同じだ。自然な言葉で呼びかけてGeminiを起動し、さまざまな質問を投げかけられる。「Hey Google」の呼びかけでも起動する。
ブログでは、たとえば「片方はドラマ、もう片方はコメディが好き」といった好みを共有し、カップルで観る映画をGeminiに選ばせる、といった使い方を紹介。「The Witcher」の直近シーズンの振り返りを頼むことも、「みんなが言ってる新しい病院ドラマって何?」のような曖昧な問いかけにも対応するという。
対応はまずTCLの「QM9K」で始まっており、年内に「Google TVストリーマー」やWalmartの4Kストリーマー、HisenseのU7/U8/UX、そして2025年モデルのTCL QM7K/QM8K/X11Kにも順次拡大する予定だ。
なお、Googleの広報は本稿執筆時点で追加コメントに応じていない。
GoogleのAIシフト
Chrome版Geminiは、検索大手によるAI統合の流れの最新事例にあたる。直近ではChromeにGeminiを組み込み、YouTubeクリエイター向けにはAI動画生成ツール「Veo 3」を提供。機械学習は以前から技術基盤に含まれてきたが、同社は「検索の会社」から「AIの会社」へと舵を切っている。
一方で課題もある。検索結果の最上部でAIが回答を提示する影響に出版社が直面し、著名人はディープフェイク被害に悩まされ、企業はAI生成コンテンツを大量にネットへ流し込んでいる。
人や環境への潜在的コストが指摘される中でも、Googleの企業価値は膨張し、時価総額は3兆ドルに到達。史上4社目の水準だ。市場の不確実性が続くなか、ビッグテックとAIは相対的に安全資産と見なされ厚遇されている。もっとも、一部投資家の間ではAIブームへの冷ややかな見方も出始めている。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。