Mistral AIのLe Chatに「Deep Research」モード・多言語推論・高度な画像編集機能などが追加される – GIGAZINE


フランスに拠点を置くAI企業のMistral AIが、自社チャットボット「Le Chat」をアップデートしました。音声でプロンプトを入力するモード、画像生成モード、検索エージェントの「Deep Research」などが追加されています。

Le Chat dives deep. | Mistral AI
https://mistral.ai/news/le-chat-dives-deep

◆Deep Research
Mistral AIのDeep Researchは検索を代行するAIエージェントです。ユーザーの知りたいことを明確化し、検索の計画を立て、ユーザーに沿った回答を出力することが可能。以下のデモ動画では「ギターを買いたいんだけど」というユーザーの質問に対して予算やギターのスタイル、ユーザーがギター初心者かどうかなどを尋ね、最適な回答を出力しています。

Deep Research | Le Chat – YouTube


◆Vocalモード
文字ではなく音声でプロンプト(命令文)を与えるモードです。以下の動画では、ユーザーが「今日の銀行関連ニュースをまとめて」と音声で指示し、Le Chatが文字で結果を生成する様子が確認できます。

Vocal Mode |Le Chat – YouTube


Mistral AIは「Vocalモードでは、人と同じようにLe Chatと会話できます。タイピングは不要です。散歩しながらアイデアを整理したり、用事を済ませながら素早い回答を得たり、会議の記録を書き起こしたりできます。これは当社の新しい音声入力モデル『Voxtral』で駆動し、自然な低遅延の音声認識技術を採用して、あなたのペースに合わせて対応します」と紹介しました。

◆Thinkモード
推論モデル「Magistral」を基盤に動作する推論モードです。多言語対応しており、スペイン語で提案書を作成したり、日本語で法律を解説したりすることができます。

◆プロジェクト
プロジェクトは、チャットを整理して見やすくグループ化する表示領域のことを指します。プロジェクトごとにチャット履歴や使用したツールが保存されるため、目的ごとにプロジェクトを使い分けることができます。


◆画像生成モード
ドイツのスタートアップ「Black Forest Labs」と提携し、画像生成機能が搭載されました。一般的な「テキストから画像」の生成ツールとは異なり、「オブジェクトを削除して」「別の都市に配置して」といったシンプルなプロンプトで画像を作成し、編集できるとのことです。


これらの新機能はLe Chatの全ユーザーが利用できます。

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