「Firefox 140」正式版リリース、タブの解放でメモリ使用量を削減する機能を追加 – GIGAZINE


ウェブブラウザ「Firefox 140」の正式版が公開されました。今回のアップデートでは、タブの解放によるメモリ使用量削減機能の追加や、カスタム検索エンジンのサポート、ツールバーから拡張機能ボタンを削除する機能などが盛り込まれています。

Firefox 140.0, See All New Features, Updates and Fixes
https://www.mozilla.org/en-US/firefox/140.0/releasenotes/

◆タブの解放でメモリ使用量を削減する機能を追加
タブを解放することでメモリ使用量を削減する機能が追加されました。これにより、開いているタブが多い場合でもブラウザのパフォーマンスが向上します。


◆カスタム検索エンジンの追加に対応
カスタム検索エンジンを追加できるようになりました。「設定」から「検索」に移動し「追加」を選択することで、カスタム検索エンジンを追加できます。


検索エンジンを追加ダイアログが表示されます。


◆拡張機能ボタンのツールバーからの削除に対応
拡張機能ボタンをツールバーから削除できるようになりました。ボタンを右クリックして「ツールバーから削除」を選択するだけで、簡単に非表示にできます。


◆垂直タブのピン留め表示範囲の調整が可能に
垂直タブのピン留めの表示範囲を調整できるようになりました。これにより、ピン留めされたタブの表示がより柔軟になります。

◆全ページ翻訳の改善
全ページ翻訳機能が改善され、現在の表示領域に近いコンテンツのみを優先的に翻訳するようになり、速度と応答性が向上しました。

◆Pocket ツールバーアイコンの削除
Pocketのサービス終了に伴い、ツールバーアイコンおよび新しいタブページでのPocket連携機能が削除されました。

◆その他の変更点
・プライベートブラウジングモードで Service Workerが利用可能になりました。この機能強化は、暗号化ストレージを介してプライベートブラウジングでIndexedDBDOM Cache APIをサポートする取り組みに基づいています。この変更により、特にバックグラウンドタスクに依存するウェブサイトの多くが Service Worker の恩恵を受けることができるようになります。

aria-keyshortcutsがLinux、macOS、Windowsでサポートされました。これにより、要素へのキーボードショートカットを提供することが可能になります。

・HTMLドキュメントおよびService Workerで実行されるスクリプト用の非同期Cookie APIであるCookie Store APIのサポートが追加されました。

・テキスト範囲のスタイル設定を可能にするCSS Custom Highlight APIのサポートが追加されました。

また、Firefox 140では、複数のセキュリティバグフィックスが行われています。

なお、次期メジャー版となる「Firefox 141」は現地時間の2025年7月22日(火)にリリース予定です。

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