Windowsの生みの親であるビル・ゲイツ氏と、Linuxの生みの親であるリーナス・トーバルズ氏が、初めて顔を合わせる機会があったことを、ディナーをセッティングしたマーク・ルシノビッチ氏が写真付きで報告しました。
I had the thrill of a lifetime, hosting dinner for Bill Gates, Linus Torvalds and David Cutler.
https://www.linkedin.com/posts/markrussinovich_i-had-the-thrill-of-a-lifetime-hosting-dinner-activity-7341857033932914691-f5Kw
A Historic Photo: Torvalds and Gates Together
https://linuxiac.com/a-historic-photo-torvalds-and-gates-together/
Bill Gates and Linus Torvalds meet for the first time. | The Verge
https://www.theverge.com/news/690815/bill-gates-linus-torvalds-meeting-photo
ビル・ゲイツ氏はMicrosoftの共同創業者で「Windows」の生みの親。一方、リーナス・トーバルズ氏は「Linux」カーネルの生みの親で、ITの世界ではどちらも広く名前が知られている人物ですが、実はこれまでお互いに顔を合わせたことはなかったとのこと。
Microsoft AzureのCTO兼テクニカルフェローでエンジニアのマーク・ルシノビッチ氏は2025年6月21日(土)、ビジネス向けSNSのLinkedInに以下のような写真を投稿しました。並んでいるのは左からルシノビッチ氏、ゲイツ氏、トーバルズ氏、伝説のプログラマーとして知られWindowsNTを生み出したデビッド・カトラー氏です。
ルシノビッチ氏は「ビル・ゲイツ、リーナス・トーバルズ、デビッド・カトラーのためにディナーを企画するという、一生に一度のスリルを味わいました。リーナスとビル、デビッドとリーナスはそれぞれ会ったことがありませんでした。カーネルに関する重要な決定はありませんでしたが、次の夕食会ではそうなるかもしれません」とコメントしています。
なお、ITの世界のライバル関係というと、ゲイツ氏とAppleのスティーブ・ジョブズ氏が有名です。この2人はしのぎを削った関係でありつつ、一緒にイベントに登壇して話をすることもありました。
ビル・ゲイツが「スティーブ・ジョブズが魔法の呪文を唱えると人々は魅了された」とかつてのライバルについて語る – GIGAZINE
ちなみに、ジョブズ氏は2000年ごろ、トーバルズ氏にAppleで働かないかと声をかけています。このとき、ジョブズ氏が示した条件はかなりの高給だった一方で、トーバルズ氏にLinuxプロジェクトへの関与をやめるよう求めるものでした。トーバルズ氏は「ライセンスの制限なくコミュニティがアクセスできるオープンソースプロジェクトに取り組みたい」という思いがあったため、ジョブズ氏の誘いを断っています。
What if Linus Torvalds Would Have Accepted Steve Jobs Offer?
https://www.tecmint.com/what-if-linus-torvalds-would-have-accepted-job-proposal-of-steve-jobs/
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