富士フイルムがフィルムカメラ風の外観や操作感を再現したデジタルカメラ「X half(製品名:FUJIFILM X-HF1)」を6月下旬に発売します。X halfは3:4の縦長構図を基本としたハーフサイズカメラ風のデジタルカメラで、「フィルムを使い切るまで撮影して、現像する」というフィルムカメラの撮影フローを体感できる「フィルムカメラモード」も搭載しています。そんな異色のカメラがGIGAZINE編集部に届いたので、まずは外観を詳しくチェックしてみました。
FUJIFILM X half (Xハーフ)-富士フイルム Xシリーズ & GFX – 日本 | カメラ | FUJIFILM X Series & GFX – Japan
https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-hf1/
コンパクトデジタルカメラ「X half(エックスハーフ)(製品名:FUJIFILM X-HF1)」新発売 | 富士フイルム [日本]
https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/12389
X halfの外箱はこんな感じ。
箱の中にはX half本体のほかにバッテリー、ストラップ、ヘッドホン用アダプター、ストラップを装着する際に使うパーツ類が入っていました。
X halfの見た目はこんな感じ。本体色は「Silver」「Charcoal Silver」「Black」の3色がラインナップされており、今回はBlackを借りました。
寸法は幅105.8mm×高さ64.3mm×奥行き45.8mmで、手のひらに収まるサイズです。
レンズキャップはラバー素材のスポッとはまるタイプでツメなどはなし。
レンズは一体型で交換不可。焦点距離は約32mm(35mm判換算)で、開放F値はF2.8です。センサーサイズは13.3mm×8.8mm(1インチサイズ)で、有効画素数は約1774万画素です。
X halfはハーフサイズカメラをイメージしたカメラで、3:4の縦長構図での撮影を基本としています。
レンズの周囲にはフォーカスリングと絞りリングがあります。
絞りリングはレバーをつまんで回せる仕組み。
フラッシュやファインダーも搭載されています。
背面はこんな感じ。ボタンの少ないシンプルな見た目です。
電源を入れて液晶モニターを点灯してみました。中央の液晶モニターの大きさは2.4インチで、ドット数は約92万。
液晶モニターはタッチ操作に対応していて、シャッタースピードやISO感度は画面下部をタッチして調整します。
左側のサブ液晶モニターもタッチ操作に対応していて、縦にスワイプするとフィルムシミュレーション(描画モード)を切り替えられます。
フィルムシミュレーションを切り替えるところを動画で記録してみました。フィルムシミュレーションには「PROVIA」「ACROS」「REALA ACE」といった富士フイルムの人気フィルムの名を冠したものが含まれており、フィルムを選ぶような楽しみ方ができます。
フィルムカメラ風デジカメ「X half」のフィルムシミュレーションを切り替える様子 – YouTube

ファインダーはEVFではなく光学式。視野率は約90%でファインダー倍率は約0.38倍です。
左側面にはフラッシュスイッチと端子カバーを搭載。
端子カバーの下にはUSB Type-C端子が隠れています。
右側面にはボタン類は搭載されていません。
軍艦部はこんな感じ。フラットでシンプル。
アクセサリーシューは電子接点のないタイプです。
電源レバーをONに切り替えると、フレーム切り替えレバーが手前側に飛び出してきます。
電源レバーをONに切り替えた際の周辺の動きを動画で記録してみました。フレーム切り替えレバーは2枚の写真を横並びに結合できる「2in1撮影」で使ったり、フィルムカメラの撮影体験を再現する「フィルムカメラモード」でフィルム巻き上げレバーの代わりに使ったりします。
富士通のフィルムカメラ風デジカメ「X half」の電源レバー周辺の動き – YouTube

底面には三脚用ねじ穴とバッテリーカバーを搭載。
バッテリーカバーの内部にはバッテリースロットとSDカードスロットがあります。
バッテリーは「NP-W126S」が1個付属します。
X half本体をバッテリーを合わせた重さは実測で247gでした。
手に持って構えるとこんな感じ。グリップ用の出っ張りは設けられていませんが、軽いので片手で十分にホールドできます。
X halfは2025年6月下旬に発売予定です。価格はオープン価格で、実売予想価格は10万8000円前後とされています。
X halfの撮影機能などについての詳しいレビュー記事を後日公開予定です。
<つづく>
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