日光を浴びることが免疫システムをブーストする可能性がある – GIGAZINE


日光浴が健康にいい影響をもたらすという考えは古くから存在しており、実際に日光浴をする人は寿命が長いという研究結果も報告されています。新たに、ニュージーランドのオークランド大学で分子医学・病理学の准教授を務めるクリストファー・ホール氏らの研究チームが、「日光を浴びることで免疫システムがブーストされる可能性がある」ことを突き止めました。

ほとんどの生物には、概日リズムと呼ばれる約24時間周期で変動する生理現象が存在します。分子レベルでは、概日リズムは時計遺伝子と呼ばれる遺伝的にコード化されたタイムキーパーを介して調整されており、さまざまな細胞に時計遺伝子があることが知られています。

概日リズムは生物にとって非常に重要ですが、夜更かしをしたり交代勤務の仕事をしていたりすると概日リズムが乱れやすくなります。不規則な睡眠パターンや社会的時差ぼけ免疫システムの弱体化と関連していることがわかっているほか、交代勤務制による概日リズムの乱れが感染症を防ぐ能力に悪影響を及ぼすという研究結果もあります。

これらの結果は、「日光を定期的に浴びて概日リズムを維持することが健康な免疫システムをサポートする」という考えを支持しています。新たにホール氏らの研究チームは、概日リズムがどのようにして免疫系を制御しているのかを調べるために実験を行いました。


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