「9.11」追悼企画アート掲載サイトがドキュメンタリー映画の影響で復活 – GIGAZINE


メモ


2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ(9.11)の追悼アートをかつて公開していた閉鎖済みのウェブサイトが、Netflixのドキュメンタリーをきっかけに復活するという出来事が起きました。

How a Netflix documentary led to resurrecting a 9/11 memorial
https://www.gwintrob.com/how-a-netflix-documentary-led-to-resurrecting-a-9-11-memorial/

復活のきっかけとなったのは、保険証券会社New Frontの共同創業者で技術者のゴードン・ウィントロブ氏が『Secret Mall Apartment』というドキュメンタリー映画を見たことでした。

Secret Mall Apartment | Official Website |
https://secretmallapartment.com/

映画はロードアイランド州プロヴィデンス在住のアーティスト、レア氏とマイケル氏が、ショッピングモールの開発エリア内に使われていないスペースを見つけ、さまざまな資材を運び込んでアパートを作り上げてしまった様子を追いかけたもの。

ウィントロブ氏は、2人がそれまで手がけてきた作品として、小児病院の病室や待合室、廊下にテープを使って一時的に絵を描く「テープアート」を地元で17年以上にわたり1000点以上描いてきたことを映画で知って感銘を受けました。そして9.11のときには、マンハッタン島に描かれた4つの巨大なハートの軌跡に沿って、犠牲者1人1人に捧げる等身大ドローイング490点を制作する「The Eleventh of September」という追悼プロジェクトを行ったことを知りましたが、「The Eleventh of September」を公開していたサイトは閉鎖されていました。

あまりにももったいないと感じたウィントロブ氏は、映画を一緒に観たジェス氏とともに「9.11企画がなくなってしまったなんてナンセンスだ」と、すぐにアーティストの公式サイト「Tape Art」で公開されていたメールアドレスに宛てて、サイトを恒久的に復活させる拠点を喜んで提供する旨のメッセージを送信。すると、翌朝には返信が来ていたとのこと。

オリジナルのサイトは、HTMLテーブル内にスライスされた小さな画像が並び、それぞれの画像に解説が埋め込まれているという野心的なサイトで、インタラクティブなQuickTimeのパノラマや、マウスを動かすと変化するコラージュなども盛り込まれていました。レア氏とマイケル氏の手元に保存されていたのはそれぞれのファイルだけでしたが、フィーチャーフォン向けの簡素化バージョンの情報は復活にかなり役立ったそうです。

無事に復活したサイトは以下。

The Eleventh of September by Tape Art
https://eleventhofseptember.com/

サイト上部にある検索フォームに犠牲者の名前を入れると、その人に捧げられたアートが調べられます。


また、下部の地図では、4つのハートマークそれぞれからハートを構成するアートの一覧に飛べます。


たとえば、Heart Oneだとこんな感じ。

Heart One · The Eleventh of September
https://eleventhofseptember.com/hearts/1/


地図上のピンかリストの名前をクリックするとアートが表示されます。

Robert Parro · Location 1 · The Eleventh of September
https://eleventhofseptember.com/locations/1-parro/


アートは窓ガラスや道路の上、公園などに描かれたものなので、恒久的に残ることはありません。そのため、リア氏とマイケル氏は当時、写真やパノラマ写真、動画を使って作品を記録し、テープがはがされたあとでも「追悼の場」を訪れられるようにサイトを立ち上げたとのこと。今回、ウィントロブ氏がサイトを復活させたことで、改めて「追悼の場」は新たな命を得たことになります。


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