PCアクセサリメーカーのElgatoからオールインワンの高性能オーディオインターフェース兼ミキサー「Wave XLR MK.2」が2026年3月に登場しました。あらゆるXLRマイクを接続可能で、ワンタッチで全てがコントロール可能になるとのことで、Elgatoから実物を借りることができたので実際に使ってみました。
Wave XLR MK.2 | Elgato
https://www.elgato.com/jp/ja/p/wave-xlr
Wave XLR MK.2の化粧箱は青を基調としたデザイン。
中身はWave XLR MK.2本体と250cmのUSB Type-Cケーブル、取扱い説明書とクイックスタートアップです。
Wave XLR MK.2本体は大きなダイヤルが1つというシンプルなデザイン。ダイヤルの回りにLEDリングライトがあり、左下にはVoice Tune・ヘッドホン出力・ミックス出力のLEDインジケーター、右下に48Vファンタム電源のLEDインジケーターがあります。サイズは高さ93mm×幅118mmx73mm。
Wave XLR MK.2の左側面。ダイヤルのついている前面が斜めになるようなデザインです。
左側面はこんな感じ。
背面にはUSB-Cポート、3.5mmオーディオ端子ポート、マイク接続用のXLR端子ポート。
天面には「MUTE」と書かれています。この部分をタップするだけでマイクをミュートにできます。
底面にはすべり止めとなるゴムが貼られており、シリアルナンバーや型番も印字されていました。
本体の重量は実測で318gでした。
Wave XLR MK.2はオーディオインターフェースで、マイクは内蔵されていません。今回はマランツのコンデンサーマイク「MPM-1000」を用意しました。
付属のUSB Type-CケーブルでWave XLR MK.2をPCに接続します。
Wave XLR MK.2の設定や管理には、Elgatoが公式に配布している「Wave Link」をインストールする必要があります。Wave Linkのインストール方法は以下の記事にまとめ済み。
音割れをリアルタイム防止&USB接続でプロ品質の音声収録を>簡単に実現できるElgatoの高性能マイク「Wave:3 MK.2」レビュー – GIGAZINE
初回時はWave XLR MK.2のファームウェアの更新が入るので、「ファームウェアをアップデート」をクリックして進めます。
ファームウェアの更新が完了したら「OK」をクリック。
「開始」をクリックして、Wave XLR MK.2のセットアップを行います。
「続行」をクリックしてマイクを接続します。
Wave XLR MK.2の背面にマイクのXLR端子を接続。
「続行」をクリック。
ヘッドフォンを接続して「続行」をクリックします。
マイクの位置を調整して「続行をクリック。
マイクのゲインの設定を行います。「開始」をクリックし、表示されている例文をマイクに向かって読み上げます。
すると、マイクゲインが自動で調整されます。「続行」をクリック。
モニタリング用としてWave XLR MK.2に挿しているヘッドフォンでリアルタイム音声モニタリングを確認し、「続行」をクリックします。
これでセットアップは終わり。「完了」をクリックします。
Wave Linkの左カラムにある「Elgato Wave XLR MK.2」を選択すると、Wave XLR MK.2の設定を変更できます。今回使ってるMPM-1000はコンデンサーマイクなので48Vファンタム電源が必要。右カラムにある「入力とモニタリング」のタブで「48Vファンタム電源」をオンにできます。また、「Clipguard」をオンにすると、32bit浮動小数点演算処理による音割れ防止をハードウェアレベルで処理する「Clipguard 2.0」を有効にできます。
以下のムービーはWave Link上でClipguardをオフした状態とオンにした状態で、大きな声を出しながら朗読してみた様子。Clipguardをオンにすることで本来であれば音割れしたり音飛びしたりするような音量でもスムーズに収録できていることがよくわかります。
Wave XLR MK.2で仮想オーディオミキサー「Wave Link」からClipguardをオンにするとリアルタイムで音割れを防止できる – YouTube

「エフェクト」では低域ノイズをカットする「ローカットフィルター」、環境ノイズを削減する「エクスパンダー」・アナログ風のコンプレッションとやわらかな倍音で声に温かみを加える「Voice Tune」、高音と低音を平滑化する「コンプレッサー」、低音と高音を強化して音声をよりクリーンにする「イコライザー」といったハードウェアエフェクトを調整できます。また、ソフトウェアエフェクトの「Voice Focus」はAIによるノイズ除去システムです。
エフェクターをすべてオフにした状態と、ローカットフィルター・エクスパンダー・Voice Tune・Voice Focusをオンにした状態で音声を収録したところを以下のムービーで比較できます。各種エフェクターをオンにすることでホワイトノイズが抑制されるほか、声も聞きやすくなるように調整されて音質が向上します。
Wave XLR MK.2にコンデンサーマイクを接続してWave Linkからエフェクターをかけると音質がぐっと向上 – YouTube

「設定」ではデバイス名やシリアル番号、ファームウェアバージョンを確認可能。
「ミックス」ではWave Link上でミックスチャンネルを構成可能。例えば「Stream Mix」というチャンネルで、「Elgato Wave XLR MK.2」の行をクリックします。
すると、Stream MixというミックスチャンネルにWave XLR MK.2入力が追加されました。OBS Studioや録音ソフトでこのミックスチャンネルを入力デバイスに指定すれば、PC音声とWave XLR MK.2に接続したマイクで録音した音声を同時に収録できるようになるというわけです。
本来外付けのオーディオインターフェースは机の上に置いた時にかなり場所を占めてしまうことがありますが、Wave XLR MK.2はダイヤルのみのシンプルかつコンパクトなデザインなのが特徴。これまで使用していたXLRマイクを接続して使うことができ、公式の仮想オーディオミキサーであるWave Linkを使うことで、より複雑な操作も可能になります。
Wave XLR MK.2はAmazon.co.jpで購入可能。価格は税込2万8980円です。
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