Insta360はワイヤレスマイクシステム「Mic Pro」を発表・発売しました。Mic Proは、各送信機にカスタマイズ可能なeインクディスプレイと3マイクアレイを搭載し、クリエイターや映像制作者、ポッドキャスター、イベント制作者向けに、複雑な機材構成なしで高品質な音声収録を目指す製品と位置づけられています。
Insta360 Launches Mic Pro: A Wireless Microphone Solving Professional Audio’s Biggest Pain Points
https://www.insta360.com/blog/insta360-announces-new-mic-pro.html
Meet Insta360 Mic Pro – Your voice, your style. – YouTube

Mic Proの送信機は、Insta360の小型ワイヤレスマイク「Mic Air」などと比べると大きめですが、大きな2つの特徴があります。
1つは6色表示に対応した直径1.22インチの円形eインクディスプレイです。ロゴや名前、チャンネルアート、出演者名などを表示でき、電源を切っても画像が残るため、複数の送信機を使う現場でも識別しやすくなっています。
ディスプレイに表示する画面はスマートフォンアプリから変更可能。
Insta360はOLEDではなくE Inkを採用した理由として、静止画像の表示中に電力を消費しにくいことや、直射日光下でも見やすいことを挙げています。屋外撮影やライブイベント、フィールド収録では画面が白飛びしにくく、さらに誰のマイクかをすぐに確認できる点がメリット。
もう1つの特徴が各送信機に内蔵された3つのマイクです。従来の小型ワイヤレスマイクは単一の全指向性マイクを搭載するものが多いのに対し、Mic Proはデジタル信号処理によって全指向性、単一指向性(カーディオイド)、Figure-8(双指向性)のような複数の収音パターンを再現でき、カメラ上に取り付ければ前方の被写体を狙うショットガンマイクのようにも使えます。
全指向性モードは周囲の雰囲気を含めた自然な収録向けなのに対して、カーディオイドモードはVlogやソロ配信、ASMR、ナレーションなどの前方重視の収録向け。
そして、Figure-8モードは正面と背面の音を拾うインタビューや2人での会話向けとなっています。
さらに内蔵NPUによるAIノイズキャンセリングにより、風音、人混み、環境音などを抑えつつ、声の自然さや明瞭さを保つとのこと。
音声収録では32bit floatの内部録音に対応。通常の24bit録音では音量が設定値を超えると音割れが起きますが、32bit float録音は小さな声と急な大声が同じ録音内にあっても後処理で調整しやすいのが特徴となっています。
各送信機には32GBの内蔵ストレージがあり、接続先のカメラやスマートフォンで録音している音声とは別に送信機側にもバックアップ録音を保存可能。録音ファイルは30分ごとに自動分割されるため、長時間収録時のファイルサイズ制限による中断を避けやすく、ステレオ内部録音にも対応するとのこと。
また、Mic Proは複数人や複数カメラの収録にも対応。4台の送信機を1台の受信機につなぐ「4-to-1」構成では、ポッドキャストやパネル討論、複数人インタビューで各話者の音声を個別トラックとして扱うことができ、2台の送信機を4台の受信機へ同時に送る「2-to-4」構成では結婚式や企業イベント、放送現場などの複数カメラ撮影で音声を分配しやすくなります。
Insta360のカメラとの連携も強化されており、X5やX4 Air、Ace Pro 2、GO UltraなどとはBluetoothで直接接続できます。受信機を使わずに48kHzの音声を収録できるため、すでにInsta360のカメラを使っているクリエイターは送信機のみで運用できます。
バッテリー駆動時間は送信機単体で最大10時間、充電ケース込みで最大30時間とされています。5分の急速充電で最大1.5時間使えるほか、受信機は接続先カメラと電源状態を同期でき、送信機と受信機はいずれも自動電源オフに対応します。
さらにMic Proはタイムコード同期に対応し、24時間で1フレーム未満のずれに抑えられるとのこと。デジタル一眼カメラやミラーレスカメラには3.5mmケーブルで、スマートフォンにはUSB-CまたはLightningアダプターで接続でき、受信機を使うことで幅広い機器に対応します。
価格は、Bluetoothで機器に直接接続できる送信機単体が税込1万8500円、送信機1台+受信機1台が税込3万4500円、送信機2台+受信機1台+充電ケースを含むキットが税込5万7000円です。Insta360公式ストアのほか、Amazon.co.jpでも注文可能です。
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