徳島市がまるごとアニメやゲームのイベント会場になる「マチ★アソビ」では、アニメの制作スタッフやイラストレーター、声優などによるサイン会がいたるところで開かれています。2026年5月16日に開催されたマチ★アソビ Vol.30では、水無月徹氏・原田たけひと氏・本庄雷太氏のサイン会が急きょ開催されたので、のぞいてきました。
フレーズギャラリー座談会&壇上サイン会
https://www.machiasobi.com/event/528/
フレーズギャラリーは株式会社ベルパレットが運営するアニメ・ゲーム・マンガの展覧会やグッズ販売を行うレーベルです。今回、「ステージ空いちゃったんですけど、出ませんか?」というマチ★アソビスタ
ッフからの打診により、株式会社ベルパレット関係者による座談会という名のトークショーとサイン会が急遽開催決定したとのこと。
場所はJR徳島駅前にある商業ビル・アミコの2階にあるアミコドーム。
司会を務める株式会社ベルパレット 編集プロダクションの編集者である藤田貴之さんは、美少女ゲーム雑誌「TECH GIAN」の元編集者。フリーライターの島谷光弘は「電撃ホビーマガジン」「コンプティーク」の元編集者です。
そして、イラストレーターの水無月徹さん、原田たけひとさん、本庄雷太さん。水無月さんは『雫』『痕』『To Heart』のキャラクターデザイン、原田さんは『魔界戦記ディスガイア』『Fate/Grand Order』などのキャラクターデザイン、本庄さんは『戦場のヴァルキュリア』『Fate/Grand Order』などのキャラクターデザインで知られています。
トークテーマは1990年~2000年代の平成前期のゲームについて……と思いきや、さっそくサイン会がスタート。藤田さんが「サイン欲しい人!」を会場に呼びかけると、観客の人がばっと手を挙げます。
「はい、そこの人!」と、次々とサインを求める人を指差す藤田さん。
選ばれた人がステージ横に行列を形成。
「サインを書いてもらったら次の人にどんどん変わる」という効率的な流れでサイン会が進んでいきます。
行列が減ってきたらまた藤田さんが観客からサイン会参加者を選ぶという流れ。
水無月さんは名前だけでなく、イラストも描き添えてくれるとのこと。ファンの中には『To Heart』のキャラクターミニポップを持ち込んでいた人もいました。
怒濤の勢いでサイン会を進めていきながら、藤田さんの一人トークショーが始まります。
ベルパレットはグッズ売上の一部をロイヤリティとしてイラストレーターやキャラクターデザイナーに直接還元するテストケースに取り組んでいるそうで、自社でIP権利を持たないクリエイターにも利益を配分できる仕組み作りを目指しているとのこと。
また、Fateシリーズを展開するゲームレーベル・TYPE-MOONとの思い出も語られました。藤田さんはTECH GIANの編集者時代に同人誌の企画を持ちかけたことをきっかけにTYPE-MOONとの関係が始まり、その縁でFGO関連の展示やグッズ制作を多く手がけていることが明かされました。
参加者から「FGO」の酒呑童子の革ジャンや瓢箪、等身大パネルといったグッズ化の要望が寄せられましたが、藤田さんはなかなか難しいかも……と回答。その流れで、グッズ化において「赤字を出さない」ための工夫として藤田さんは以下の2点を挙げています。
・最低ロットで発注をかけること。
藤田さんは、業者に注文する際は最低ロットで発注するようにしています。これにより、1つあたりの原価は相当高くなってしまいますが、大量の在庫を抱えて赤字になるリスクを抑えられます。
・確実な販売数の見極め
商品化に際しては、確実な需要が見込めるかどうかの具体的な基準を設けています。たとえば、フィギュアであれば3000個以上、プラモデルであれば5000個以上が確実に売れると見込める場合にのみ、自社工場へ製造の掛け合いを行っているそうです。
TYPE-MOONはクリエイターの同人作品の公式グッズ化を許可するなど、権利的にも融通を利かせてくれる企業である、と藤田さん。一方で、版権元であるTYPE-MOONやアニプレックスには「絶対に迷惑をかけない」という強い方針のもとで企画を進めていると強調しました。
藤田さんによるソロトークが続き、気がつくとあっという間に時間となり、サイン会の列が切られました。
最後は初めての四国を楽しんだ作家たちの挨拶によって、和やかなムードでイベントが締めくくられました。
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