AIを推進する政策がAIによって生成されていたことが判明したため撤回される – GIGAZINE


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南アフリカではAIのルール整備と普及促進を目指した政策草案が公表され、意見募集が行われていました。しかし、その草案にはAIによって生成されたと思われる架空の情報源が含まれていることが判明し、草案の撤回が発表されました。

South Africa withdraws AI policy due to fake AI-generated sources | Reuters
https://www.reuters.com/world/africa/south-africa-withdraws-ai-policy-due-fake-ai-generated-sources-2026-04-27/


South Africa withdraws AI policy filled with AI hallucinations | Mashable
https://mashable.com/article/south-africa-withdraws-ai-policy-for-being-ai-generated

南アフリカの通信・デジタル技術省は2026年4月10日に、AI導入のルール整備とAIの普及促進を図るための包括的な提案について公的意見を求める「国家AI政策案」を発表しました。この政策は、南アフリカをAI技術革新における大陸レベルのリーダーとして位置付けるとともに、AIに関する倫理的・社会的・経済的課題への対応を目的としています。

草案では、「国家AI委員会」「AI倫理委員会」「AI規制当局」といった新たな機関の設置計画が示されていました。これらの機関は、政策の調整、倫理基準の遵守監督、AI関連の被害に対する救済・補償メカニズムの提供を担います。さらに、民間セクターとの連携を促進するため、特に地元のスタートアップ企業や中小企業を対象とした税制優遇措置や助成金、補助金などのインセンティブ制度も検討されていました。

そのほか、AIの研究開発を支援するための強力かつ費用対効果の高いスーパーコンピューティングインフラへの投資も重要な政策に含まれています。また、国際的なクラウドプロバイダーや地域のスーパーコンピューティング拠点との連携を含む、デジタルインフラへの戦略的投資も必要とされていました。

しかし、南アフリカの通信・デジタル技術大臣であるソリー・マラツィ氏は2026年4月26日に、Xで「国家AI政策草案を撤回します」と発表しました。


マラツィ氏によると、草案の参考文献リストにAIが生成したと思われる架空の出典が含まれていることが内部調査で明らかになったとのこと。マラツィ氏は「この失敗は単なる技術的な問題ではなく、政策の完全性と信頼性を損なうものです。南アフリカ国民はもっと良いものを得るべきです。通信・デジタル技術省は、南アフリカのデジタル政策環境を主導する役割を担う機関として求められる基準を満たしませんでした」と述べています。

また、政策の起草と品質保証の責任者に対しては責任追及が行われるとマラツィ氏は指摘した上で、「この受け入れがたい失態は、AIの使用に対する警戒心ある人間の監督が極めて重要である理由を証明しています。これは私たちが重く受け止めるべき教訓です。国民の皆さんに、この問題をその重大さに応じて真剣に扱っていることを保証したいと思います」と語っており、AIに関する政策の重要性を改めて強調しました。

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