Googleが「バッテリー消費の激しいスマホアプリ」に警告を表示してストアで見つけにくくする仕組みを導入することに – GIGAZINE


スマートフォンを使っている際に気になるのがバッテリー持続時間です。アプリの中には「画面を消灯したあともスリープ状態にならずに動作してバッテリーを消費し続ける」という動作をするものもあります。新たに、Androidアプリの開発者向けにバッテリー消費に関する新ルールが発表されました。基準値を満たしていないアプリは2026年3月1日からGoogle Playでの表示が制限され、アプリの個別ページにも警告が表示されます。

Android Developers Blog: Raising the bar on battery performance: excessive partial wake locks metric is now out of beta
https://android-developers.googleblog.com/2025/11/raising-bar-on-battery-performance.html

Androidアプリは画面消灯時に動作を停止するのが一般的ですが、中には画面消灯後もCPUでの処理を続けるものもあります。この「画面消灯後も処理を続ける」という動作は「PARTIAL_WAKE_LOCK」というAPIで実現されています。新たに、Googleは「PARTIAL_WAKE_LOCKによる動作が24時間中2時間を超える」という動作を不正な動作として定義しました。

過去28日間にアプリユーザーの5%で「PARTIAL_WAKE_LOCKによる動作が24時間中2時間を超える」という動作が確認された場合、アプリがおすすめなどの目立つ画面から除外される可能性があります。また、Google Play上の個別ページにも「このアプリはバッテリーを多く消費する」という警告が表示される場合があります。これらの措置は2026年3月1日に始まります。


開発者は「Android Vitals」を用いて自分のアプリが基準値を超えているか否かを確認できます。基準値を超えている場合、Android Vitalsの概要ページに以下のような警告が表示されます。なお、音楽再生やユーザーによるデータ転送など、明確な利便性があるような動作は対象外となります。

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