2025年9月、Appleは超薄型iPhoneの「iPhone Air」を発表しました。このiPhone Airの後継モデルである「iPhone Air 2」(仮称)の発売を、Appleが無期限延期したとThe Informationが報じています。
Apple Delays Release of Next iPhone Air Amid Weak Sales — The Information
https://www.theinformation.com/articles/apple-delays-release-next-iphone-air-amid-weak-sales
Apple delays next version of iPhone Air, the Information reports | Reuters
https://www.reuters.com/world/asia-pacific/apple-delays-next-version-iphone-air-information-reports-2025-11-10/
Apple just delayed the iPhone Air 2 indefinitely, report says – 9to5Mac
https://9to5mac.com/2025/11/10/apple-just-delayed-the-iphone-air-2-indefinitely-report-says/
iPhone Airは「史上最薄のiPhone」として、2025年に初登場した新型モデルです。iPhone Airの見た目やスペックがどんなものかは、以下の記事を読めばわかります。
「iPhone Air」開封の儀、ついに登場した史上最薄iPhoneの外観を細かくチェックして旧モデルと薄さ比較もしてみた – GIGAZINE
The Informationは、Appleが2026年秋にリリースを予定していたiPhone Airの2026年モデルの開発プロジェクトに関わっているという匿名の情報筋から、「Appleがエンジニアとサプライヤーに対して、iPhone Air 2の発売日を明らかにせず、発売スケジュールから外すと通知した」という情報を入手したと報じています。
iPhone Air 2は当初、iPhone 18シリーズおよびApple初の折りたたみiPhoneであるiPhone Fold(仮称)と同時に、2026年秋頃に発売される予定でした。iPhone Air 2はiPhone Airよりもさらに軽量になり、バッテリー容量も大きくなる予定だったそうです。
また、AppleはiPhone 17 Proで初めて導入した冷却システムのベイパーチャンバーをiPhone Air 2にも導入する作業を進めていた模様。また、別のサプライチェーンからのリーク情報として「iPhone Air 2はメインカメラがデュアルレンズカメラになる」という報道もありました。
報道によると、iPhone Air 2の開発を中止する段階には至っていないとのことで、Appleのエンジニアの中にはまだiPhone Air 2の開発に取り組んでいる人もいるとそうです。
しかし、前述の通りAppleはiPhone Air 2の発売日を確定しておらず、このような決定は「前例がないわけではないものの、まれなこと」であるとThe Informationは報じました。
発売前は史上最薄のiPhoneに対して大きな期待の目が向けられていましたが、実際には需要がほぼゼロで、Appleは発売からわずか1カ月でiPhone Airの生産数を大幅に削減していることが報じられていました。報道によると、FoxconnはiPhone Airの生産ラインを1.5本を除いてすべて解体しており、11月末までにすべての生産を停止する予定だと報じられています。また、iPhone Airのもうひとつの生産パートナーであるLuxshareは、10月末時点でiPhone Airの生産を終了したと報じられています。
iPhone Airの「需要がほぼゼロ」であるためAppleは生産を大幅に削減するとの報道 – GIGAZINE
最悪のスタートを切ってこのまま後継モデルの登場も危ぶまれるiPhone Airは、Amazon.co.jpで1TBモデルが税込22万9800円で販売されています。
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