ラジオの送信用アンテナには多様な種類がありますが、中には人の手が届く距離に超高圧な電流が流れているタイプのアンテナも存在しています。テクノロジー系YouTuberのジェフ・ギアリング氏は父親が管理しているAMラジオ送信アンテナにソーセージを当てる動画を2024年に公開しており、その動画から派生する形でスローモーション系YouTuberのThe Slow Mo Guysなどとのコラボ動画も公開されています。
We made a hot dog talk… with RF – YouTube

長い棒の先に電線を取り付けた実験器具を用意するギアリング氏。
器具の先端にソーセージを装着します。
実験器具をギアリング氏の父が管理するAMラジオの送信アンテナに持ち込みます。器具に付いている電線をアンテナの基部にあるアースに接続。
ソーセージをアンテナに押し付けるとソーセージの先端から火花が出つつラジオの音声が周囲に鳴り響きます。
実験後のソーセージの接触部分はこんな感じ。
上記の実験に興味を持ったというThe Slow Mo Guysが2022年11月に公開した動画が以下。The Slow Mo Guysが得意とするスーパースローカメラによってソーセージとアンテナの接触面で起きている現象を詳細に記録する試みが行われました。
Why You Shouldn’t Touch a Radio Tower at 200,000 FPS – YouTube

ラジオ音声の大きさに合わせて火花の大きさが変化しているのが面白いポイント。
秒間8万2000コマのスーパースローで記録した接触面の様子が以下。ソーセージが燃えているのではなく、ソーセージとアンテナの間に小さな稲妻が複数形成されていることが分かります。
秒間20万コマで記録した映像だと稲妻の形がハッキリと見えます。
ソーセージを取り外して導線を近づけるとキレイなアーチ状の放電を確認できました。
なお、ギアリング氏は「スローモーション映像に映った火花の強弱を元に、ラジオの音声を復元する」という実験も行っています。
Recording radio with the light of a burning hot dog – YouTube

また、以下の動画では送信アンテナの設備が詳しく解説されています。
If I touch this tower, I die – YouTube

この記事のタイトルとURLをコピーする
ソース元はコチラ
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。









