Appleが次のM6搭載iPad Proでベイパーチャンバーを導入か、さらに2026年に「マップ」への広告導入を検討中という報道 – GIGAZINE


Appleの情報に異常に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者が、2027年に登場が見込まれる次世代iPad Proにベイパーチャンバーを搭載する計画を進めていると報じました。また、Appleの「マップ」に広告を導入する準備が進められているそうです。

What’s Next for the iPad Pro? iPhone 17 Pro-Like Vapor Chamber; Apple Maps Ads – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2025-10-26/what-s-next-for-the-ipad-pro-iphone-17-pro-like-vapor-chamber-apple-maps-ads-mh7nq39h

Apple Reportedly Moving Ahead With Ads in Maps App – MacRumors
https://www.macrumors.com/2025/10/26/apple-moving-ahead-with-ads-in-maps/

ベイパーチャンバーは内部に封入された純水などの液体を利用した冷却機構で、液体が蒸発するときに熱源から熱を奪う気化熱でプロセッサーなどを冷却できます。iPhone 17 Proの場合、チャンバー内部には脱イオン水が封入されています。液体が蒸発して生まれた気体はチャンバー内に拡散したのち、凝縮されて液体に戻ります。

iPhone 17 Proのベイパーチャンバーの性能を知るべく、高負荷時の温度を測定した結果は以下の記事にまとめています。

「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」のバッテリー持続時間と充電速度を測定&高負荷時に高温になるかも検証してみた – GIGAZINE


ガーマン記者は、iPad Proがより薄型でありながら高性能化しているため、冷却性能の強化が不可欠になっていると指摘しました。M5チップを搭載したiPad ProはすでにMac StudioのM1 Ultraに匹敵する性能を持ち、2nmプロセスを採用するであろうM6チップによってさらなる効率向上が見込まれます。Appleは18か月ごとにiPad Proを刷新しているため、ベイパーチャンバー搭載のiPad Proは2027年春頃の登場が予想されるとのこと。

また、ガーマン記者はAppleが2026年にも「マップ」に広告を導入する準備を進めていることも報じています。これはアプリ内でレストランや店舗が有料で検索結果上位に表示される仕組みで、App Storeの検索広告モデルに似た方式です。


マップでの広告はGoogleマップなど他社サービスよりも洗練されたUIを目指し、AIを用いて関連性の高い結果を表示するようになるとのこと。しかし、iPhoneがすでにApple MusicやTV+などの自社サービスの宣伝に使われている現状から、一部ユーザーの間では「高額な端末を買ってまで広告を見たくない」という反発も想定されているとガーマン記者はコメントしました。

なお、Appleが開発している18インチの折りたたみ可能なiPadについては、重量や折りたたみ式OLEDパネルの製造難度、想定価格(3000ドル超)などの課題で開発が難航しており、発売は当初予定の2028年から2029年以降に延期されたと報じています。実際に市場に登場するかは不透明ですが、Huaweiが類似の折りたたみ式タブレットを販売しており、ガーマン記者は「Appleがそこから得られる知見もある」としています。

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