消防機にドローンを誤って衝突させた男に2000万円超の賠償金&罰金 – GIGAZINE


メモ

by CAL FIRE_Official

ロサンゼルスで発生した山火事の際、ドローンを消防用航空機に衝突させたとして、57歳の男が罰金刑と数日の禁錮刑を科されました。

Central District of California | Culver City Man Agrees to Plead Guilty to Recklessly Crashing Drone into Super Scooper Firefighting Aircraft During Palisades Fire | United States Department of Justice
https://www.justice.gov/usao-cdca/pr/culver-city-man-agrees-plead-guilty-recklessly-crashing-drone-super-scooper

L.A. Man Sentenced to 14 Days in Prison for Accidentally Crashing Drone Into Firefighting Plane
https://gizmodo.com/l-a-man-sentenced-to-14-days-in-prison-for-accidentally-crashing-drone-into-firefighting-plane-2000659687

カリフォルニア州カルバーシティ在住のピーター・トリップ・アケマン被告は、2025年2月、消防用航空機「ボンバルディア CL-415」、通称「スーパースクーパー」にドローンを衝突させた容疑を認めました。

被告は、同年1月に山火事が発生した際、友人宅付近を警戒するためにドローンを飛ばしていましたが、しばらく飛行させたところでドローンとの通信ができなくなってしまったそうです。

このドローンは消火活動をしていたスーパースクーパーに衝突し、左翼に約7.6cm×15.2cmの穴を開け、飛行不能にさせました。スーパースクーパーは当時約6000リットルの海水を繰り返しくみ上げ、火災現場上空から投下していました。衝突当時、連邦航空局は付近でのドローンの飛行を禁止する一時的な飛行規制を発令していました。

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当時、現場でスーパースクーパーが飛行する様子が動画撮影されています。


被告は無人航空機を安全に操作しなかったかどで起訴され、最大1年の禁固刑が科される可能性がありましたが、連邦刑務所での14日間の服役と1か月の自宅拘禁が言い渡されました。さらに、約15万6000ドル(約2380万円)の賠償金と罰金の支払いも求められています。航空機の修理費用は6万5169ドル(約990万円)に上るそうです。

被告は「ドローンが航空機と衝突したというニュースを聞いて初めて、自分のドローンが関わっているかもしれないと思った」と語ったそうです。

ロサンゼルスで発生した火災は23000エーカー以上を焼き尽くし、12名の死者を出したほか、約7000棟の建造物を破壊しました。

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アケマン被告はさらに、山火事復旧支援活動への貢献として150時間の社会奉仕活動を行うよう求められています。

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