イーロン・マスク氏が率いるAI開発企業のxAIが動画生成AI「Imagine v0.9」を2025年10月8日に発表しました。Imagine v0.9はこれまで使用可能だったImagine v0.1と比べてダイナミックな動きなどの品質が向上しており、動画の動きに合わせて音声を生成することも可能です。
Imagine v0.9で生成した動画の例が以下。ドラゴンの口の開閉に合わせて鳴き声が響きます。
Imagine v0.9 pushes the boundaries of native audio + video generation, creating cinematic experiences straight out of the box—no editing required.
Watch this video of a dragon with synced, immersive sound. Generated by @GlitterPixely. pic.twitter.com/3Wh9YBIY0k
— xAI (@xai) October 7, 2025
人間の口の動きに合わせて発話させることも可能。
歌わせることもできます。
GrokコンパニオンのAniが踊る動画もあります。色んな所が揺れまくっています。
スキージャンプのようなダイナミックな動きも破綻なく表現可能。
フォーカスの移動も再現できます。
Imagine v0.9はGrokの動画生成機能として公開されており、無料ユーザーも含めてすべてのユーザーが使用可能です。
なお、Grokの動画生成機能には「Spicy(スパイシー)」というモードが搭載されており、GoogleやOpenAIの動画生成AIではブロックされるようなコンテンツでも生成可能なことが話題になっていました。
Grokの生成AI「Imagine」にはポルノなど規制対象のコンテンツを積極的に生成できる「スパイシー」機能が存在、早速有名人のディープフェイクが作成されて問題に – GIGAZINE
Imagine v0.9でもSpicyモードは引き続き利用可能で、Xには「エロすぎないセクシー」な動画を生成できたという報告もあります。
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