Microsoftが無料で使える広告付きXbox Cloud Gamingを計画中 – GIGAZINE


MicrosoftがXbox Cloud Gamingの広告付きバージョンを計画していると、海外メディアのThe Vergeが報じました。Microsoftの計画に詳しい情報筋によると、同社は社内で広告付きXbox Cloud Gamingのテストを開始しており、これを使えばXbox Game Passに加入しなくても一部のタイトルを無料でプレイできるとのことです。

Microsoft is about to launch free Xbox Cloud Gaming with ads | The Verge
https://www.theverge.com/report/791213/xbox-cloud-gaming-free-ad-supported-version


MicrosoftのクラウドゲーミングサービスであるXbox Cloud Gamingは、これまでは月額1210円のXbox Game Pass Ultimateに加入していなければプレイできませんでした。しかし、Microsoftは2025年10月1日にXbox Game Passのプランをアップデートしており、Xbox Game Pass Ultimate以外のEssential(月額850円)やPremium(月額1300円)でもXbox Cloud Gamingを利用できるようになっています。

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Xbox Cloud Gamingの広告付きバージョンは、無料で利用可能です。ユーザーが所有しているゲームの一部をクラウドストリーミングでプレイできるのに加えて、一部のゲームを試遊することも可能となる模様。また、Xbox Retro Classicsのゲームもプレイできるようになるそうです。

情報筋によると、Microsoftの社内テストではXbox Cloud Gamingでゲームをプレイする場合、ゲーム開始前に約2分間にわたってプレロール広告が表示されます。また、MicrosoftはXbox Cloud Gamingの広告付きバージョンでゲームをプレイできる時間を1度に1時間までに制限し、一カ月あたり最大5時間しかゲームをプレイできるようにすることを計画しているそうです。これらの制限は、サービスが正式に開始された際に変更される可能性もあります。

Xbox Cloud Gamingの広告付きバージョンは、PC・Xbox本体・スマートフォン・ブラウザ経由で利用可能となる予定です。Microsoftは近日中にパブリックベータテストを行うことを計画しており、そこから数カ月以内に正式リリースすることを予定しています。なお、広告付きXbox Cloud Gamingのテストは、MicrosoftがXbox Game Passのプランをアップデートしたのとほぼ同じタイミングでスタートした模様です。

また、これまでベータ版として提供されてきたXbox Cloud Gamingも、Xbox Game Passのアップデートと同時についに正式版としてリリースされました。Xbox Game Passの最上位プランであるXbox Game Pass Ultimateは、値上がりした代わりにプレイ時の解像度が最大1440p、ビットレートが最大30Mbpsでストリーミングできるようになっています。なお、PremiumおよびEssentialの会員は、解像度が最大1080p、ビットレートが最大12Mbpsに制限されるそうです。


Xbox Cloud Gamingの広告付きバージョンは、長らく開発が進められてきたとThe Vergeは報じています。Xboxのティム・スチュアートCFOは、約2年前にXbox Cloud Gamingの広告付きバージョンについて初めて示唆しました。

Microsoftの次世代Xbox担当ヴァイスプレジデントのジェイソン・ロナルド氏は、2025年8月にXboxポッドキャストで「私たちにとって、Xboxをより手頃な価格で、プレイヤーにとってよりアクセスしやすいものにする大きなチャンスになると考えています。新たな地域への進出や、Xbox Cloud Gamingへの新たなアクセス方法など、さまざまな可能性が考えられます」と語っています。

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