5000万画素センサー&4基のカメラを搭載したNothing Phone (3)で撮影した写真いろいろまとめ – GIGAZINE


2025年8月28日に登場したNothing Phone (3)には背面に3つ、前面に1つのカメラが搭載されています。1/1.3インチ・5000万画素のセンサーを採用し、最大4K・60fpsの動画撮影に対応、さらに画像処理エンジン「TrueLens Engine 4」を搭載しているとのことで、Phone (3)でいろいろと撮影してどんな写真が撮れるのかを確かめてみました。

Phone (3) | スマートフォン | Nothing | JP
https://jp.nothing.tech/products/phone-3

Phone (3)がどんなスマートフォンなのか、その見た目やサイズ、重量は以下の記事にまとめています。

幾何学的デザインとドット液晶が強烈な個性を演出するNothing Phone (3)&Headphone (1)開封&外観フォトレビュー – GIGAZINE


また、Phone (3)のスペックやバッテリーの稼働時間を以下の記事でチェックしました。

近未来的デザインにSnapdragon 8s Gen 4を搭載したNothingのハイエンドスマホ「Phone (3)」でパフォーマンス&バッテリー持ちをチェックしてみた – GIGAZINE


Phone (3)に搭載されているNothing OSの純正カメラアプリを起動したところ。UIは非常にシンプルです。画面下のアイコンをタップすると、カメラのプリセット設定を呼び出すことができます。


デフォルトのプリセット設定は「Original」のほかに、「Stretch」「B&W Film」「Retro」「Soft Focus」「Wide Angle」「Lenticular」の6種類が用意されています。


写真のデフォルト解像度は12メガピクセルで、右上のアイコンをタップして「品質」の欄をタップして「50MP」に切り替えることで、5000万画素の写真を撮影できるようになります。


背面カメラはメインカメラ、ペリスコープカメラ、ウルトラワイドカメラの3つ。メインカメラは絞り値f1.68で、光学式手ブレ補正に対応。ペリスコープカメラは焦点距離70mmで、3倍光学ズーム・6倍ロスレスズーム・最大60倍のウルトラズームに対応しています。超広角のウルトラワイドレンズは視野角114度です。


というわけで、Phone (3)でいろんな写真を撮影してカメラ性能を比較してみました。撮影した写真は純正カメラアプリで、品質と倍率以外は初期設定から変更していません。記事内の作例写真にはリサイズ以外の加工を施しておらず、各作例をクリックすると縮小前のオリジナル画像を確認できます。ただし、オリジナル画像はファイルサイズが最大36MBと非常に大きいので、閲覧する場合は通信帯域に注意してください。

ズーム0.6倍で撮影した写真。品質は「50MP」で、解像度は8160×6144ピクセルです。


ズーム1倍。解像度は8192×6144ピクセル。


同じ位置からズーム3倍で撮影した写真。解像度は8192×6144ピクセル。品質を50MPに設定すると、ズームの最大倍率は3倍になります。


デジタルズームを使うことで最大60倍の写真が撮影可能なので、実際に試してみました。以下はズーム1倍で撮影した写真。


同じ位置から60倍で撮影した写真が以下。


カメラアプリ上だとこんな感じ。見比べると、実際に撮影した写真にはAIによる補正が強くかかっていることがよくわかります。


マクロ撮影で花を撮影してみました。マクロ撮影の撮影距離は10cmで、ズームは3倍と6倍の2種類。以下の撮影例は3倍ズームで、解像度は4096×3072ピクセル。


さらに6倍で撮影したところ。


マクロ撮影だと、葉脈もしっかりと映ります。


朝方に撮影。ズーム2倍で解像度は4096×3072ピクセル。


夕方に撮影した写真。夕日が映り、建物の隙間から差し込んでいます。解像度は4096×3072ピクセル。


夜中に撮影した写真。


同じ場所・同じ時間で、「夜間」モードで撮影した写真が以下。


街で見かけたハトをパシャリ。ズーム6倍で、解像度は4096×3072ピクセル。


昼ご飯に食べたラーメンを撮影してみました。ズーム1倍で、解像度は8192×6144ピクセル。


ズーム3倍マクロで撮影。


手元にあるフィギュアを撮影してみました。ズーム1倍で、解像度は6144×8192ピクセル。設定はすべて自動で行われており、ISO434・焦点距離44mm・絞り値f/1.68・シャッタースピード1/50sとなっていました。少し広角気味で、ピントが合っている顔以外の部分に、ボケがうっすらと放射線状にかかっている印象。


同じフィギュアをズーム3倍で撮影。解像度は6144×8192ピクセルで、ISO2161・焦点距離70mm・f/2.68・シャッタースピード0.0166667sです。


これもズーム3倍で撮影したフィギュアの写真。解像度は6144×8192ピクセルで、ISO2161・焦点距離70mm・f/2.68・シャッタースピード0.0166667sです。


動画も撮影してみました。最大4K・60fpsの設定で、歩きながら撮影した様子。デジタルによる手ブレ補正もかかっているのか、カメラの方向をくいっと動かす時にやや不自然なパンが加わっているような印象を受けました。

Nothing Phone (3)で4K/60fps動画を歩きながら撮影してみた – YouTube


そして、夜間に歩きながら4K・60fpsで撮影したムービーが以下。

Nothing Phone (3)を使って夜の散歩を4K/60fpsで撮影してみた – YouTube


なお、Nothing Phone (3)の大きな特徴が、背面にある489個のLEDで構成されたGlyphインターフェース。背面カメラを使った自撮りはカメラで映している様子を確認できませんが、純正カメラアプリで「GLYPHミラー」をオンにすることで、Glyphインターフェースにカメラに映っているものを表示することができます。


実際にGlyphインターフェースに映すとこんな感じ。LEDを使ったドットディスプレイなのではっきりと表示されるわけではありませんが、なんとなく何が映っているのかはわかります。近未来的な演出と共にセルフィーを撮影できます。


そんなGlyphインターフェースを含めて、次の記事ではNothing OSとPhone (3)固有の機能をチェックする予定です。

<・つづく>

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