文字コードの標準規格であるUnicodeのバージョン17.0が2025年9月9日にリリースされました。新たに4種の文字や複数の絵文字を含む4803文字が追加され、Unicode規格で定義された文字は合計15万9801文字となりました。
The Unicode Blog: Unicode 17.0 Release Announcement
https://blog.unicode.org/2025/09/unicode-170-release-announcement.html
Unicode 17.0.0
https://www.unicode.org/versions/Unicode17.0.0/
Tomorrow’s Emoji, Today: Unicode 17.0 Has Arrived
https://jenniferdaniel.substack.com/p/tomorrows-emoji-today-unicode-170
Unicodeは年に1回アップデートが行われ、数千もの新しい文字や記号、絵文字などが追加されます。新たに発表されたUnicode 17.0では以下の4種の文字が追加され、Unicode標準でサポートされる文字は全部で172種となりました。
・Beria Erfe
中央アフリカのスーダンやチャドに住むザガワ族のコミュニティで使われている文字で、2000年に現代の文字体系が開発された。
・Tolong Siki
インド北部やバングラデシュに住むクルク語話者のために作られた文字。
・Sidetic
古代アナトリアで使用されていた歴史的な文字。
また、新たにいくつかの絵文字も追加されました。「Hairy Creature(毛むくじゃらの生き物)」はイエティやビッグフットなど、さまざまな地域に住む伝説の生き物を連想させます。

「Distorted Face(ゆがんだ顔)」は間の抜けたユーモラスな雰囲気。

「Trombone(トロンボーン)」の絵文字も追加されています。

「Orca(シャチ)」の絵文字も登場。

海賊の財宝が隠されているような「Treasure Chest(宝箱)」の絵文字は、さまざまなゲームやアプリなどでよく見かけるモチーフです。

「Falling Debris(落下する破片)」はそのまま落石や土砂雪崩を表す際にも使えるほか、不吉な前兆を意味する絵文字としても使えそう。

「Fight Cloud(ファイトクラウド)」は複数人でボコスカ殴り合っている様子を表現する際に使われるモチーフです。

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