テキストを入力するだけでグリグリ移動可能な仮想世界を作り出せるAI「Genie 3」をGoogleが発表、ゲーム開発やロボット研究などに革新をもたらすかも – GIGAZINE


Googleがインタラクティブな仮想世界を生成できる世界モデル「Genie 3」を2025年8月5日に発表しました。Genie 3で生成された世界は3Dゲームのように移動したりカメラを動かすことが可能で、ゲーム開発やロボット研究、災害シミュレーションといった分野での活用が期待されています。

Genie 3: A new frontier for world models – Google DeepMind
https://deepmind.google/discover/blog/genie-3-a-new-frontier-for-world-models/

Genie 3: リアルタイムで移動できるダイナミックな世界を創造する – YouTube


Genie 3はテキスト入力を元に仮想世界を生成するAIモデルです。ユーザーは生成された世界の中を移動したり、カメラの視点を変更したり、世界の中の物体に影響を与えたりできます。


以下の画像をクリックすると、仮想世界の中を移動する様子を確認できます。仮想世界は3DCGデータとして生成されているわけではなく、ユーザーの操作に合わせて各フレームの画像がリアルタイムに生成される仕組みです。


2024年12月に登場した「Genie 2」では360pの解像度で仮想世界を生成可能でした。今回登場したGenie 3は解像度が720pに向上し、毎秒24フレームの画像を生成しながら数分間にわたって仮想世界を維持できるようになりました。


日本の古い街並みなど、リアルな環境を生成可能。


非現実的なファンタジー世界も生成できます。


Genie 3では「壁に色を塗る」といったように世界に影響を与えることもできます。


視点を変えると、別の風景がリアルタイムで生成されます。


そして、視点を壁に戻すと、色塗りの進行状況がそのまま保存されていました。Genie 3では世界に与えた影響を記憶して一貫性のある世界を生成できます。


また、仮想世界を生成した後にテキストプロンプトでキャラクターの追加などを指示することもできます。


Genie 3はゲーム開発やロボット研究、災害シミュレーションといった分野での活用が期待されており、記事作成時点では少数の研究者やクリエイター向けに早期アクセス権が提供されています。

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