X(旧Twitter)に搭載されているAIアシスタント「Grok」に、新しく6秒の音声付き動画を生成する「Imagine」機能が追加されました。Xのオーナーであるイーロン・マスク氏は、このGrok Imagineをかつて存在したショート動画共有アプリの「Vine」の名で呼んだ上で、最近発掘されたというVineのアーカイブを復活させる方針を明らかにしています。
Grok Imagine is AI Vine!
Btw, we recently found the Vine video archive (thought it had been deleted) and are working on restoring user access, so you can post them if you want.
— Elon Musk (@elonmusk) August 2, 2025
Elon Musk says he’s bringing back Vine’s archive | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/08/04/elon-musk-says-hes-bringing-back-vines-archive/
Elon Musk is bringing back Vine’s archives that were thought to be lost media – Dexerto
https://www.dexerto.com/entertainment/elon-musk-is-bringing-back-vines-archives-that-were-thought-to-be-lost-media-3233479/
「Vine」は2012年に登場したショート動画投稿・共有サービス。スタートアップとしてサービスを公開する前の時点でTwitterに買収されました。しかし、2016年ごろにコアスタッフが次々と離脱し、2017年1月をもってサービス提供が終了しています。
Vineが2017年1月17日でサービス終了、それまでに見ておくべきFAQまとめ – GIGAZINE
アプリは「ループするショート動画撮影」機能だけを抽出した「Vine Camera」に移行したのち消滅。Vineで撮影されてプラットフォーム上で共有されていた動画は「アーカイブ化されてダウンロードすることが可能」でしたが、2022年までに利用できなくなりました。
2022年にTwitterを買収したイーロン・マスク氏は「Vine」復活についてユーザーにアンケートを実施。復活希望という回答が7割近く寄せられました。しかし、このアンケートのあともVineが復活することはありませんでした。
イーロン・マスクがTwitterで6秒動画アプリ「Vine」を復活させるかアンケートを実施 – GIGAZINE
それが、2025年8月になってGrokに動画生成機能「Imagine」が搭載されると、マスク氏は「Grok ImagineはAI Vineです」と投稿。その上で「すでに削除されたと思われていたVineの動画アーカイブを最近発見したので、ユーザーがアクセスできるよう作業を進めています。希望があれば、投稿することも可能です」と述べました。
アーカイブが復活するのは興味深いことですが、「消えてよかった」ようなコンテンツまで復活してしまう可能性もあり、どうなるのがいいのかはなんともいえないところがあります。
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