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レストランの店員の仕事内容、やりがい、向いている人、未経験から始めるには

レストランの店員での主な仕事内容

レストランのホール係として、お客様をお席にご案内したり、お料理の注文を受けキッチンスタッフに伝え、出来上がったお料理を席まで運びます。
お帰りになるお客様のお会計やお帰りになった後、忘れ物がないかどうかのチェックや片付けなどになります。

早番だったので、開店前の準備(主に店内の掃除)や、店内で提供する食品(パンなど)の買い物なども時々ありました。
その他、店内に貼り出すメニューのポップ書きや、コーヒーはキッチンスタッフが朝に1日分を作り、注文が入ると人数分温めてお出しするやり方でしたが、コーヒーを温めてお出しするなどもありました。

私が働いていたレストランは、近所の常連さんのみでしたが出前もしていました。
メニューにはありませんでしたが、お弁当の注文もまとまった数がある時には配達もありました。
また、朝の時間帯は業者さんへの対応などもあり、お客様への食事の提供以外では細々とした仕事が多かった印象があります。

レストランの店員ならではのやりがい

やはり接客をしていて、お客様に「ありがとう」と言っていただけた時だと思います。

ランチの時間帯は特に忙しく、余裕が持てない時も多々あり、もっときちんとできれば良かったと思うこともありましたが、そんな中でもお客様の感謝の言葉はとても励みになりましたし、やりがいがあると感じられる瞬間です。

また、慣れてくるとお客様から話しかけていただくなど、コミュニケーションがだんだん取れてくるときなども、嬉しく思えました。リラックスしてお食事を楽しんでいただけたのだな、と実感できる瞬間でもあります。

あくまでお客様と店員という関係ですので、必要以上に親しくなるのは好ましくないことだと思いますが、適度な距離感で良い時間を過ごしていただくということも、食事の提供と共に大切ではないかと思いました。

混み合う時間帯にあまりお待たせせず、スムーズにご案内や接客ができた時にも、やりがいを感じられます。

レストランの店員のマイナスポイント

お客様が集中している忙しい時間帯と、そうでない暇な時間帯とがはっきり分かれているところだと思います。一緒に働いていた方も言っていましたが、もう少し混む時間帯がばらけてくれたら…と思うこともよくありました。

混み合っている時間帯は気を付けていてもどうしてもお食事の提供などは流れ作業になりがちで、もう少し丁寧に接客できればと思いつつも、時間が足りないと感じることが多かったように思います。回転率がいいのは売り上げにつながりますのでありがたい反面、本当はもう少し時間的にゆっくり過ごして頂きたいという、ジレンマのようなものがありました。

特に仕事のお昼休みでいらっしゃるお客様は休憩時間があまり長くない方も多いため、「長くお待たせしない」ことが大切になりますが、なかなかゆっくり過ごして頂くこととの両立が難しい点がマイナスポイントと言いますか、改善が必要な点かもしれません。

レストランの店員の仕事に活かせる経験・スキル・資格

資格などは特に必要なく、やろうという気持ちがあれば、誰にでもできる仕事だと思います。

ただ、あえて挙げるのであれば、現在は外国人観光客が昔に比べて多いため、英語のスキルがあると海外からのお客様にも慌てず対応できるのではないでしょうか。しかし、英語力がないからといって諦める必要はありません。現場での経験や、言葉の壁を越える努力をすることで、克服することもできます。

また、接客業である以上、笑顔や丁寧な対応が大切です。お客様にとっては、その場での体験や印象がとても大きなものになります。そのため、おもてなしの心を持って接することが重要です。ただ、忙しい時や疲れている時でも、笑顔を忘れずに接客をすることはなかなか難しいものです。そのような場合は、自分自身をリセットしたり、切り替えたりする方法を身につけることも大切です。

レストランの店員の仕事に向いている人・向かない人

人に喜んでもらうのが好きという方は向いていると思います。
いつもではありませんが、直接お客様から「ありがとう」「また食べに来るよ」など言ってもらえる機会もありますので、やりがいを感じられ、働く意欲にも繋がるのではないかと思います。

また、人と関わる仕事をしたいという方にもお薦めだと思います。
仕事なので一定の距離を保つことは必要ですが、それさえ気を付ければ毎日たくさんのお客様が来店しますので、とてもよい仕事だと思います。
そして色々な状況にも慌てず冷静に対応できる人も向いているのではないでしょうか。

逆にあまり人と関わる仕事はしたくない、一人で黙々と作業をしたいという方は向いていないと思います。
仕事上、どうしても人と関わることになり、必要最小限であってもお客様や他のスタッフと直接コミュニケーションをとる必要があるからです。
それほど力仕事はないと思いますが、ほとんど立ちっぱなしで色々な業務をすることになりますので、体力がないという方にもあまり向かないと思います。

レストランの店員仕事でのキャリアパス

私が働いていたのは小さいレストランでしたので、従業員数が多いお店はまた違うかもしれませんが、まずはコツコツ働くということになるかと思います。
そうすれば、できることも増えてきますし、とっさの時の対応を臨機応変にできるようになってきますから、一つ一つの業務もスピーディーになります。

忙しい場合、あまり対応を考えている時間がないと思いますので「慣れ」は必要ではないかと思いました。
仕事に慣れ、忙しい中でもお客様への気遣いと笑顔で接客ができるようになると、徐々に仕事ができるようになってきたと見なされるのではないでしょうか。
他のスタッフのフォローなども必要な要因だと思います。忙しい時は自分の担当している仕事だけで手一杯になることもありますが、スタッフ同士の連携が悪いと店内の雰囲気にも影響してきます。
そういう意味で人間関係も円滑にしておく必要を感じました。

全体を広く見渡せる視野があるといいでしょうね。
そのようなことの積み重ねで、やっと認めてもらえるようになると思います。
時給をアップしてもらうのは昇給制度などがなければ、なかなか難しいと思いますが、まずはできることを増やすことからではないでしょうか。

レストランの店員業界の最近の動向

最近ではロボットが席まで食事を運んでくれる飲食店がテレビで話題になっていましたが、実際はどうなのでしょうか。
もちろん有能ではありますが、全てのお店で普及するかどうかは微妙なところだと思います。
ただ、注文をとって、料理を運ぶだけではお客様の要望に答え切れないケースもあるからです。
しかし、活用の仕方によっては、忙しい時などにとても助けになると思います。

今後はますます国内外からの観光客が増えていくことでしょう。
それらと外食は切っても切り離せない関係にあり、さらに拡大していくのではないでしょうか。
競争が激しいので、出店や撤退などは繰り返されていくと思いますが、外食産業が廃れることはまずないのではないかと考えられます。
また、パンデミックを経て飲食店のテイクアウトなどの需要が高まり、それまであまり飲食店でのテイクアウトを利用していなかった人にも、新たな選択肢として認識されたと思います。
そういった中、飲食店関連の求人も伸びているようです。
社会情勢に左右されるところはありますが、今後も発展の見込める業界と言えるのではないでしょうか。

レストランの店員仕事を未経験で目指すには?

未経験者でも募集されているところが多いので、すぐに働くのはそれほど難しくないと思われます。

飲食店などは土日祝日も営業しているところが多いので、平日だけ勤務となると募集が限られてくると思います。また、お店などにもよりますが、時間や曜日などシフトが組まれる場合も多いと思いますので柔軟に対応できる方が選択肢が多くなるのではないでしょうか。

見た目の清潔感というところも求められると思いますので、身だしなみには注意が必要です。また、仕事上コミュニケーションを取る必要もありますので、面接時の受け答えなども気をつけてみると良いと思います。