カフェの店員~人生で一番印象に残っている恋愛~
カフェでの接客は、大まかには、まずお客様から注文を受け、ドリンクを作り、お会計をし、ドリンクを提供する、という流れです。
お客様をお待たせしないように、お会計をする人と、ドリンクを作る人に分かれて対応することが多かったです。
いつでもどちらの対応もできるように、常にスタンバイの状態でいることが必要でした。
接客以外にも、ドリンクやフードの仕込みをしたり、店内の掃除、紙ナフキンやお水の補充などを行います。
朝番、昼番、夜番、とシフトの入る時間帯によって作業も少し変わります。
朝は、お昼のピークに向けて補充などの作業を重点的に行います。
お昼は、一日で一番混む時間帯なので、とにかく接客の連続になります。
夜は、翌日に向けて清掃や戸締りなどの作業がメインになります。
また、常連のお客様も多く来てくださったことから、軽く雑談をしたり、いつも頼まれるメニューや、ミルク・砂糖の数などを覚えておくことも大事なお仕事の一つでした。
カフェの店員~一番嬉しかったこと~
お客様からお帰りの際に「ごちそうさまでした」や「ありがとう」と言って頂けることにやりがいを感じます。
常連のお客様から「いつも美味しいパンとコーヒーをありがとう」とお手紙を頂けたこともあり、とても嬉しく、そのお手紙は今も大事にとってあります。
海外からのお客様にご来店頂いた際は、拙い英語や中国語などでご説明し通じるか不安だったのですが、ちゃんと意思疎通できたときは嬉しかったです。
また、常連のお客様のオーダーやミルクや砂糖の数などを覚えてお出しすることで、お相手が嬉しそうな表情をされていたときは、双方が嬉しく感じれる幸せな空間だなぁとしみじみ思ってしまいました。
色々なお客様と接することで、ドリンクやフードに満足頂けたり、店内の空間でくつろいで頂けたり、私の接客で喜んで頂けたりするのを見れることがやりがいでした。
カフェの店員~印象的な喧嘩の内容~
全面的にタバコOKの店舗だったため、仕事終わりには身体中にタバコのにおいが染み付くことがありました。その日のうちに髪をしっかり洗わないとにおいが落ちないため、毎回シャワーを浴びなければならず、とてもマイナスでした。また、カバンや服にもにおいが付着するため、店に着く前には必ずにおいのつかないものを身に着けるようにしていました。
また、さまざまなお客様が来店されるため、大きな声で話される方や、身振り手振りが大きい方もいらっしゃいました。他のお客様に迷惑をかけないよう、声をかけるようにしていましたが、中には直らない方もいらっしゃいました。私だけなら我慢できるとしても、他のお客様に不快な思いをさせることはできませんでした。このような接客業ならではのマイナスポイントがあります。
カフェの店員~一番悩んだこと~
資格や経験は特に不要だと思います。接客の経験があるとベターだとは思いますが、必須ではありません。反対に、これから接客業を始めたい人にとっては、お客様との距離感も近すぎないので経験を積むのにちょうどよいと思います。
カフェの店員~その悩みをどうやって解決したか~
カフェの店員に向いている人は、「感じよく人と話せる人」と「やることを見つけるのが得意な人」だと思います。
特別なコミュニケーションスキルは必要ないと思うのですが、柔らかい雰囲気を持っているだけで仕事のしやすさは変わるかなと思います。
お客様に対しては勿論ですが、一緒に働くスタッフとも話をする機会が多いので、その際に閉鎖的な態度をとってしまうとお仕事の連携にも関わってきます。
仲良しのスタッフだけでなく、少し話の合わないスタッフともシフトが被ることはあるので、そういうときに雑談ができるような人は向いていると思います。
また、カフェの仕事は、忙しいときとそうでないときの差が激しいので、忙しくないときでもやるべきことを見つけて作業をできる人が向いていると思います。
向かない人は、「人と話したくない人」だと思います。
お客様から色々と話しかけられることもあるので、人と話したくない人は違うお仕事の方が向いているかなと思います。
カフェの店員~その相手との後日談~
私はアルバイトだったのですが、アルバイト内でも時間帯責任者という出世がありました。恐らく、勤続の長さや仕事のこなし具合、人柄などを見て総合的に店長さんが判断されていたのだと思います。
時間帯責任者は、店舗への電話に出たり、レジのお金を数えたり、その他諸々少し責任のあるお仕事が増えます。また、一緒にシフトに入るのが比較的経験が浅いスタッフが多くなるので、見ていて気づいたことがあればそのスタッフへ教育も行います。私も入りたての頃は時間帯責任者さんに色々とやさしく教えてもらいました。
時間帯責任者になれば時給も少しだけ上がるので、目指して損はないかと思います。普段から真面目に働いていれば店長さんも見てくれているので、実際になるのは難しくないかもしれません。
カフェの店員~長く付き合っていくためのアドバイス~
最近は新型コロナウイルスの影響で、消毒作業や時短対応など、行政に応じて臨機応変に対応しているカフェがほとんどだと思います。
地域や会社の方針などでも対応が変わってくると思うので一概には言えませんが、店員さんの実際の作業としては消毒作業や検温などが大変になってくるのではないかと思います。
また、最近は分煙や禁煙の店舗が増えてきているので、私が先ほど言ったマイナスポイントである「タバコのニオイが染みつく」という点はクリアーできていることが多くなっていると思います。
うらやましい限りです。
キャッシュレス決済に対応している店舗も増えてきているので、現金だけを扱うレジ以外にも、バーコードリーダーなどの取り扱いも覚えなくてはなりません。
今後、対応できる機種も増えていくでしょうから、新しい作業にもいち早く慣れ、お客様が便利に利用できるよう取り組むことが必要になりそうです。
全体的にコロナの影響で社会情勢が大きく変わっているので、様々な制度の変更や追加の作業などに臨機応変に対応できる力が必要とされていると思います。
カフェの店員~今当時を振り返って、過去の自分や同じような状況の方にかけたい言葉~
実際の職場によると思いますが、未経験でも問題ないケースが多いと思います。
カフェで働きたい、と思っているのであれば、実際に求人情報から応募して、お仕事を始めてしまうことが一番だと思います。
そして早く仕事(やるべきこと)を覚えて、接客を肌で感じてみてください。
そこから自分なりに足りないことや課題を見つけ、また翌日その課題を意識して接客を行う、の繰り返しで、接客スキルはだいぶ身に着くと思います。
慣れない作業が多いと疲れてしまったり、対人なのできっとしょんぼりすることもあるかもしれませんが、ステキな店員さんを目指して頑張ってください。