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公共の仕事内容、やりがい、向いている人、未経験から始めるには

公共での主な仕事内容

陸上自衛官として、国家の安全を守る崇高な仕事となります。

私は大学を卒業後、民間企業に所属していました。しかし、毎日結果を出せないと怒号が飛び、少しのミスでも叱責される状況に苦しみました。自分自身の経験が活かされないと感じ、落胆する日々が続きました。

そこで、単に民間企業から民間企業への転職では何も変わらないと思い、ハローワークを利用しました。しかし、また同じような状況に陥ることが予想されたため、公的機関に勤務することを考えました。

24万人の巨大な組織で国家公務員として働くことは、非常に魅力的なポジションだと感じました。

公共ならではのやりがい

陸上自衛隊においては、階級が16段階に分かれています。この16階級から自分が目標とする階級にチャレンジすることができるコースが用意されており、非常に魅力的だと思います。

大きな採用試験制度として、士官としての階級の採用制度が二種類設けられています。一つは自衛官候補生、もう一つは一般曹候補生というもので、それぞれ中卒程度と高卒程度に分けられる試験内容になっています。

さらに、曹から始めることができる技術区分での採用制度や、幹部から始めることができる採用試験制度もあります。自分のレベルに応じて採用試験制度を選択できるため、自分自身に合った一般曹候補生の試験から受験したいと思っています。

一般曹候補生の制度では、自衛官候補生の採用試験制度とは違い、選考試験を経て、正社員の階級となる曹の任用区分を命ぜられるという試験制度です。自分の努力次第で昇任していけることが良い点です。

公共のマイナスポイント

私が自衛隊で働いていた際のマイナス点は、最初の採用前の広報官の方々が伝える内容がクリーンな部分に絞られていたことです。入隊後には、過酷な訓練が続き、特に前期教育課程と後期教育課程での成績が一生の進路に大きな影響を与えることを知りました。このような内容について事前に知れていれば、より準備をすることができたのに、採用前にはそのような重要な教育機関が存在することすら知らされていませんでした。そのため、非常に心苦しい思いをしました。

公共の仕事に活かせる経験・スキル・資格

自衛隊では、10以上の科に編成されていますので、自分自身が目指したい科によって、求められる資格や経験が異なります。

私の場合は、とにかく様々な機械関係の資格を保有していたため、会計科に所属することができました。

公共の仕事に向いている人・向かない人

陸上自衛隊に向かわれている方については、やはりMで我慢強い方、そして、人を守りたい!そのために自己犠牲心がある方に限ると思います。

人を助けるためには、その何倍も努力して過酷な訓練を実施しなければなりませんので、その過酷な訓練を耐え抜いた方こそが、陸上自衛官として一般部隊に配属されるものでありますので、やはり、自己犠牲心がある方が非常に良いと思われます。

また、国を守ると言う強い奉仕の精神が高い方、そして、集団生活になりますので、集団生活において、規律と秩序を守れる方々が、出世していけるのではないかなと思います。

協調性も求められますので、とにかく集団生活に馴染める方についても重要な要素であると思います。

公共仕事でのキャリアパス

最初の試験制度の入り口でほとんど決まってしまう形となりますが、幹部を目指すのであれば、最初から一般幹部候補生の試験を受験して、最初から幹部候補生として幹部の道を歩むことをお勧めします。ただし、幹部については、知識と技術、そして高い学力が要求されるため、かなりの試験を受け、苦しむことになるかもしれません。また、転勤は2年に1回や3年に1回の異動となりますので、全国転勤を覚悟しなければなりません。国家公務員として、様々な土地を巡ることが好きな方や、試験が好きで体力を鍛えることにも熱心な方は、幹部候補生学校で大量で質の高い訓練を受けることが要求されます。

公共業界の最近の動向

最近の陸上自衛隊の動向としては、中国を警戒する形にシフトしておりますので、必然的に沖縄や南西方面に配置される訓練が多くなります。

南西諸島の離島を含む地域に突然転勤になるなんてこともありますし、今までは内地でのほほんと勤務されていた方につきましても、南西にシフトしていることによりまして、思わぬ招集訓練がかかり、しょっちゅう南西方面に訓練で出動しなければならないことも出てくると思います。

それだけではなく、最近の事情としては、かなり訓練の非常招集訓練の割合が高まっておりますので、各種訓練において、非常呼集について訓練で招集されても臨機応変に対応できる体力作り等が必要となります。

国家の要員として、最前線で勤務しなければならない気概を持って旺盛な精神と体力を持って臨まなくてはなりません。

また、集団生活では、規律を守らなければなりませんので、集団生活で全体に合わせて訓練をしなければならず、普段の生活につきましても、規律と秩序のある生活内容が望まれることとなりますので、そこを意識して行動しなければなりません。

公共仕事を未経験で目指すには?

未経験で自衛隊を目指す方について

非常に良いと思われます。

自衛隊では、未経験でも一から教育を受けることができますので、自分で目標を定め、訓練に励むことができます。
更に、訓練を通じて喜びを感じることができます。

成績優秀な隊員には表彰もありますので、未経験の方でも目標を高く持ち、優秀隊員を目指して勤務することができます。

また、自衛隊では階級が上がるたびに俸給も上がるため、昇任試験を受けることでモチベーションが向上することが期待できます。