Windows 11の「メディア作成ツール」がWindows 10デバイスで動作しない問題が発生中 – 窓の杜

Windows 11の「メディア作成ツール」がWindows 10デバイスで期待通りに動作しない問題が発生中。編集部環境ではスプラッシュウィンドウが消えた後、反応がなくなった

 米Microsoftは10月10日(現地時間)、Windows 11の「メディア作成ツール」がWindows 10デバイスで期待通りに動作しない問題があることを明らかにした。メディア作成ツールがエラーメッセージも残さないで、予期せず終了してしまうことがあるという。

 「メディア作成ツール」(media creation tool)は、Windows 11を再インストールやクリーンインストールするためのインストールメディア(ブータブルDVDやUSBメモリ)を作成するためにMicrosoftが公式に提供しているツール。同社の公式ページで、インストールアシスタントやISOイメージファイルなどとともに無償で配布されている。なお、「メディア作成ツール」はx64環境でのみ利用可能で、Arm64はサポートされていない点には注意したい。

 予期せず終了してしまう不具合を抱えているのは、米国時間9月29日にリリースされた「メディア作成ツール」v26100.6584だという。発生する環境は「Windows 10 バージョン 22H2」のみで、Windows 11には影響しないようだ。

 現在、同社は問題の解決に取り組んでおり、将来のアップデートで解決される見込みだ。

 当面の回避策としては、代わりにISOイメージファイルをダウンロードしてインストールメディアを作成する方法が案内されている。専用のサードパーティーツール「Rufus」を利用するのもおすすめだ。

専用のサードパーティーツール「Rufus」でインストールメディアを作成。[選択]ボタンのプルダウンメニューで[ダウンロード]を選択すると、ダウンロードするISOイメージファイルの選定からブータブルメディアの作成までをステップバイステップで行える




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