macOS TahoeでSpotlightが進化! 新機能まとめ | Mac Fan Portal

Spotlightが“検索”から“操作”へ進化した!

macOS TahoeでSpotlightが大きく進化しました。これまでのようにファイルやアプリを探すだけでなく、MacでiPhone内のアプリを開いたり、「クイックキー」でよく使うアクションを瞬時に実行したりできるようになったのです。

さらに、Spotlightでの検索対象には、Macはもちろん、同じApple AccountでログインしているiPhoneなどの情報も含まれるんです。進化した点を1つずつ、解説しましょう!

検索バーの右側には、4つのアイコンが並んでいます。それぞれ「アプリケーション」「ファイル」「アクション」「クリップボード」を表しています。

まずはSpotlightを開いてみよう!

Spotlightを開く手順はとても簡単です。[command]キーを押しながら[space]キーを押すだけ。

すると画面にSpotlightが表示されるので、すぐに使い始められます。

新機能①アプリ一覧からiPhone内のアプリも開けるぞ!

まず、検索タブのすぐ右横にあるアイコン「アプリケーション」から見ていきましょう。これをクリックすると、アプリ一覧が開きます。ここでは、Macだけでなく、同じAppleアカウントでサインインしているiPhoneにインストールされているアプリも検索・起動することが可能です。

①Spotlightを起動したら、検索タブ右横のアイコンをクリック。
②すると、Macはもちろん、同じAppleアカウントでサインインしているiPhoneにインストールしているアプリがずらっと表示されます。ちなみに、iPhoneアプリは、アプリアイコンの下にiPhoneのアイコンがつくので見分けることが可能です。
③起動したいアイコンをクリックするとアプリを起動できます。
④iPhoneにインストールしているアプリを開く場合、「iPhoneミラーリング」が起動し、Macのパスワードを求められるので、入力します。
⑤すると、iPhoneのアプリがMacで起動されます。
⑥アプリを閉じたいときは、ウインドウにカーソルをあてて、左上の「×」をクリックすればOKです。

新機能②ファイルがカテゴライズされるから、目的のものに辿りつきやすい!

続いて、検索タブの2個右にあるアイコン「ファイル」を見ていきましょう。ここでも、Mac内の情報だけでなく、iPhoneやほかのAppleデバイス内のファイルデータにアクセスできます。

①Spotlightを起動したら、検索タブの2個右にあるアイコンをタップ。
②Mac内はもちろん、同じApple AccountでサインインしたiPhoneに保存されたファイルも開けます。
③探したいファイル名を入力しましょう。ここでは「kla」と入力すると、予測変換で対象のファイル名が表示されました。
④すると、候補がずらりと表示されます。上段のタブでは「拡張子」「開く際に使うアプリ」などで対象を絞り込むことが可能です。ここでは一例として[Adobe Acrobat Reader」をクリックしました。
⑤すると、目的のPDFを絞り込めました。いちいち「ファイル」アプリを起動して操作するよりも、ずっとスピーディにたどり着けます。

新機能③「クイックキー」でよく使うアクションを瞬時に実行する!

続いて、検索タブの3個右にあるアイコン「アクション」についてです。ここでは、よく使う操作に短縮コマンド「クイックキー」を割り当てて操作することが可能です。

たとえば、メールを送るクイックキーを「SM(Send messageの略)」と登録しておくと、検索窓にSMと入力するだけで、Spotlightの検索窓上でメールの作成ができるのです。

①Spotlightを起ち上げたら、上図の赤枠で囲んだアイコンをタップ。
②すると、アクションがズラリと並びます。[クイックキーを追加]をクリックしましょう。
③ここでは例として、「メールを送信」というアクションにクイックキーを割り当ててみましょう。メールを送信を英語にすると「Send
message」なので、「SM」と付けました。自分にとってわかりやすければ、どんな英文字でもOKです。最後に[return]キーを押せば、これでコマンドの割り当ては完了です。
④では、作成したQuick Keysを実行してみましょう。検索タブに「sm」と入れます。
⑤すると、「メールを送信」のアクションが起動します。文面と件名、宛先を入力しましょう。
⑥入力を終えたら最後に[return]キーをタップ。
⑦すると、入力した内容が新規メールに反映されます。内容に不備がないか確認し、問題がなければ送信ボタンを押してメールを送りましょう。

新機能④クリップボードの履歴をサクッと呼び出す!

最後に、一番右端にあるアイコン「クリップボード」を見ていきましょう。ここでは、過去にコピーしたテキストや画像の履歴をSpotlightから呼び出すことが可能です。

①Spotlightを起ち上げたら、右端にあるアイコンをタップ。
②「メモ」内のテキストをコピーして、そのあとでクリップボードを開いてみましょう。
③すると、コピーした内容が複数件遡って表示されます。テキストはもちろん、画像のコピーにも対応するほか、ユニバーサルクリップボードによって、iPhoneなどほかのAppleデバイスでコピーした情報もここに表示されます。

ただし、コピーしてから8時間が経過すると表示されなくなるので、その点には注意しましょう。

Spotlightは“操作の起点”に進化した!

このように、macOS TahoeのSpotlightは、検索だけでなく操作・履歴・クラウド連係までこなす“万能ツール”へと進化しました。

アプリの起動、ファイルの絞り込み、アクションの実行、クリップボードなど、日常の作業を加速する機能が満載なので、ぜひ活用してみてください!

おすすめの記事


元の記事を確認する

関連記事