“使いこなさなきゃ”より”楽しむ”が近道。ゆめみ×グッドパッチ「バイブコーディング」共催レポート – Goodpatch Tech Blog

こんにちは。グッドパッチの宍戸です。

2025年10月27日、グッドパッチ渋谷オフィスにて「バイブコーディングで未来の世界の道具を作ろう」というイベントをゆめみさんと共催で実施しました。

その様子や気付きをレポートします。
AI活用をワイガヤ楽しくやってる空気感が伝わると嬉しいです!

yumemi.connpass.com

きっかけは、社内ハッカソンで「バイブコーディング」したこと

goodpatch-tech.hatenablog.com

これがとても楽しかったので、ゆめみさんにもその話をしたところ「うちでもやってみてよかったので、一緒にやりません?」と声をかけてもらい、即決で実施が決定。
どうせなら外部の方も巻き込もう、ということでイベントの企画が始まりました。

実はAIをテーマにした共催はこれで2回目。 前回(7月)は「フロントエンド × AI – 品質と効率を高める生成AI活用」という、LT中心のもう少しフォーマルな内容でした。

AI活用はまだ手探りな部分が多いからこそ肩の力を抜いた交流の場があれば嬉しいかも、と思い今回はあえてカジュアルなイベントにしました。

yumemi.connpass.com

テーマは「子どもの頃に憧れた未来の道具を再現/再解釈する」。

当初はいろんな企画案がありましたが、ツール縛りだと情報の鮮度が落ちやすかったり、“ガチなバイブコーディング”だと参加のハードルが上がってしまう。

そこで、「誰もが知っている“ひみつ道具”をAIでつくってみる」という共通言語に寄せて、遊びを通じて交流できるようなテーマに決めました。

30〜40分でサッと作って、乾杯して、作品を肴に交流する。

あくまで「バイブコーディング=コミュニケーション」を中心にした、軽やかな場です。

「グッドパッチもゆめみ社も、AIを日常的・積極的に触りながら試行錯誤してる」という空気感が伝わる場にもしたい、という思いも込めて設計をしました。

コーディング枠は10名、見学枠は12名。合計22名+グッドパッチとゆめみの社員が参加。

エンジニアだけでなく、デザイナーやPdM、PM、バックオフィスの社員も混ざって、それぞれの視点で“ひみつ道具”に挑んでくれました。終始、わくわくした空気。

参加者には「未来の道具をAIで再発明する」というテーマのもと、自由な発想でプロトタイプをつくることに挑戦していただきました。
ルールはとてもシンプル。時間内で動く物を作る、作るものや方針に制限はなし、その過程を楽しむこと。

  • 再現も再解釈もOK──そのまま再現しても、現代のサービスとして翻訳してもOK。
  • Web/モバイル/ハードウェア、手段は自由──ブラウザでもアプリでも、ハードを持ち込んでも大歓迎。
  • 制作時間は約40分(短期決戦)
  • 終わったら各自のマシンでデモ発表(1人3分目安)
  • 投票で“ベストバイブス賞”を決定。ささやかな景品あり
  • とにかく楽しむ!

ゆめみのそば屋さんから、いつもの会社紹介

社内外から20名以上の参加者にお集まりいただきました

40分という限られた時間ではありましたが、意外と形になるものです。
中には事前にしっかり仕込んでくれた方もいて、主催として嬉しい驚きもありました。

登場した作品をご紹介します。

  • ひろぴょんさん「きゃら弁メーカー」
  • やなぎさん「拍手水増しマイク」
  • うっちゃん「じゃんけん練習マシン」
  • よっしーさん「ビッグライト」「タイムマシン」
  • ありまさん「どこでもドア」
  • しょうへいさん「暗記パン」
  • フリハタさん「スカウター」(ハードウェア持参が最高)
  • かどPさん「どこでもドア」
  • カクさん「あいたいひと回転寿司」

今回のアウトプットは、Webアプリ、モバイルアプリ、物理デバイスまでバラエティ豊か。

ネタに全振りした人、実用性を攻めた人、原作リスペクトで忠実に再現した人など、アプローチにも個性が出ていて、見ているだけでも楽しい内容でした。
本業がエンジニアの方々の作品は、遊び心も残しつつ技術的にも手堅く作り込まれていて、思わず「さすが…!」と唸る場面も多々ありました。

発表に思わず笑顔になる参加者のみなさま

具材を選択するだけでレシピと写真が生成されるキャラ弁メーカー

真面目な発表を食い入るように見届ける参加者のみなさま

イベント終盤には、参加者全員による投票で「ベストバイブス賞」を決定。
見事1位に輝いたのは…!

🥇 1位:フリハタさん「スカウター」

フリハタさんの「スカウター」。ハードウェア持ち込みです。

  • カメラと自作デバイスを持参し、リアルタイムで人のポーズを分析
  • 撮影された人の動きをベクトル計算して“強さ”を数値化
  • テーマ・技術・見た目のバランスが文句なし!全員納得の1位でした

持ち込まれたカメラ

ちゃんと考え込まれている

ゆめみの福ちゃんのギュンも計測

🥈 同率2位(2名)

やなぎさん「拍手水増しマイク」

やなぎさん「拍手水増しマイク」

  • スマホアプリで実装。拍手音を“盛れる”仕組み
  • 本番ではデモがうまく動かないトラブルもありつつ、アイデアの面白さが評価され2位に!

うっちゃん「じゃんけん練習マシン」

うっちゃん「じゃんけん練習マシン」

  • トカゲ・スポックじゃんけんに対応した“勝つためのトレーニングツール”
  • 結果を記録してアドバイスまでしてくれる高機能さが推され、同率2位にランクイン!

🎁 景品

1位~2位の上位3作品には、ゆめみさん特製ステッカーが贈呈されました🚀


受賞者みんなで記念撮影、おめでとうございます!

会場からは「体験型で良い!」「宴会で絶対盛り上がる」「ちゃんと動いてる感がある」「単純だけど未来っぽい!」など、さまざまな反応が上がりました。

再現寄りの作品には「発想が面白い」、実用寄りの作品には「今すぐ使える」と、刺さるポイントが人によってまったく違うのも印象的でした。

その後の交流会でも、作品についての深掘りや、日頃のAI活用に関する情報交換が続き、当初の終了時刻を延長するほど盛り上がっていました。

40分じゃ終わらなかった人たち

実は、実行時間40分という制約があったにもかかわらず、本気の挑戦をしていた参加者がいました。

たとえば、テストコードを書かせる処理やサブエージェントを活用する設計など、より複雑で精度を重視したアプローチを試みた結果、40分以内に終わらないという事態に・・・!
普段、AI活用にあかるいメンバーたちが「完成しなかった」というので不思議だったのですが、こういう裏話があったことを後日談として聞きました。

バイブコーディングはあくまで“遊び”ですが、こうした全力の姿勢でものづくりに臨む素敵な姿勢が垣間見れたのも収穫でした。

宍戸も40分で作ってみた

ちなみに、私(宍戸)も Google AI Studio を使って 40分でバイブコーディングに挑戦してみたのですが、絶妙にうまくいかず終わりました(笑)。

– スモールライト/ビッグライト:単語を入れると「大きい意味/小さい意味」に変換してくれる仕組みを作ったものの、生成AIの解釈が独特すぎてネタにもならず終了。

– どこでもドア:扉を開くエフェクトにはこだわったのですが、Google Maps APIがエラーでストリートビューが表示されず。

– 発表順を決めるあみだくじ:完成したものの、何回やっても順番がまったく変わらないという謎の挙動に。

こうした「うまくいかなさ」も含めてバイブコーディングの面白さだと思っています。

今回のイベントを通してあらためて感じたのは、「AI × 遊び」の親和性の高さです。

AIというと、“実務で使うもの”や“難しそうなもの”というイメージがつきまといがちですが、 バイブコーディングのように遊び感覚で試してみると、その印象はガラッと変わります。

「こんな道具を作りたい」と自然言語で伝えるだけで、AIがすぐ形にしてくれる。

そのプロセスを見ていると、「思ったよりいけるかも?」と自然に前のめりになり、気づけばAIとの距離がぐっと縮まるのではないかと思います。

「AIを使いこなさなきゃ」と身構える前に、まずは遊びでカジュアルに触ってみる。

その“ライトな入口”こそ、これからのAI活用を一気に前に進める鍵になるのではないかと感じています。

グッドパッチでも現在、AIの全社活用を目指して、ガイドライン整備や研修制度などを進行中です。

今回のような「遊びを通じてまず触ってみる/楽しみながら慣れていく」という体験は、その後押しとなる取り組みのひとつとしてとてもフィットすると感じました。
これからも、こうした学びやナレッジを活かしながら、AIを組織に根づかせていく動きをさらに加速させていきたいと考えています。

参加してくれた皆さん、読んでくれた皆さん、ありがとうございました!

グッドパッチは、「AI Driven Design Company」として、AIと共に新しい体験を生み出す存在であることを目指しています。

グッドパッチが目指す方向性「2025年8月期 通期決算説明資料 – FY2026 成長戦略-」より

AIが普及し、仕事の定義が揺らぐこんな時代だからこそ、“人にしかできない価値”をデザインで発揮することが、これまで以上に求められています。

そして、変化を待つのではなく、時代の最前線に立ち、変化を生み出す側でありたい。

私たちは、そんな想いを胸に、AIと人間の協働でデザインの未来をアップデートしています。

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これらの挑戦をともに行っていただける仲間を募っています。

もしグッドパッチの取り組みに少しでも興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
きっとあなたのキャリアにとっても、かけがえのない経験と前向きな変化を生み出せる場になるはずです。

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Photo by: chisei shishido




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