デザインエンジニアMeetup #3 | イベントレポート – estie inside blog

2025年9月30日に「デザインエンジニアMeetup #3」を開催しました!

デザインとエンジニアリングを横断し、プロダクトのデリバリーやアイデア検証を高速に行う「デザインエンジニア」。この職種はまだ事例が少なく、業務内容やキャリアの実態が語られる機会は多くありません。そこでestieでは、現場の知見をオープンに共有できる場として、Meetupを継続的に開催しています。

第3回のテーマは、「デザイナーはコードを書けるべき?」。

このテーマを考えるきっかけとなったのは、社内における多様な職域です。estieには、コードも書くデザインエンジニアや、デザインに専念するUIデザイナーなど、さまざまなスタイルのメンバーがいます。プロジェクトのフェーズや個人の志向によって、デザインと実装の両方を担うこともあれば、デザインに集中することもあります。

こうした多様なスタイルが共存する中で、互いの経験や価値観を持ち寄って対話したい。そこで今回は、職能や立場を越えて議論するフィッシュボウル形式のトークセッションを実施しました。

スピーカーには、株式会社10Xのyasukaさん、株式会社Shippioのtoofuさん、株式会社estieのkkaruさんをお迎えしました。会場には、デザイナー・デザインエンジニア・エンジニアが一堂に会し、活発な意見交換が行われました。

本レポートでは、そのイベントで話し合われた内容のハイライトと会場の雰囲気をお届けします。

「デザイナーはコードを書けるべき?」

最初の議論は、テーマそのものでもある「デザイナーはコードを書けるべき?」という問いから始まりました。

スピーカーからは、「書けるに越したことはないが、それ以上に読めることが大切」という意見が多く挙がりました。

ソフトウェアをデザインするには、データや状態のライフサイクルを理解することが大切。そのためには少なくともコードを読める必要があると思います。(kkaru)

コードを書くことよりも、読めることで、画面やデータのつながりといった構造を理解し、エンジニアとのコミュニケーションがとりやすくなるという意見が多く聞かれました。特に、スタートアップのようにエンジニアのリソースが限られた環境では、デザイナーがコードに触れられること自体がチームの推進力になるという声もありました。

「デザイナーはどこまでコードを読めるべき?」

議論は自然と、「では、どこまで読めればいいのか?」という方向へと展開しました。

AIのサポートが受けられるようになった今、HTMLやCSSまで理解できれば十分なのか、それともロジックやバックエンドまで踏み込むべきなのか、それぞれの考えが共有されました。

人の認知システムに沿ってデザインするのには、フロントエンドの細かな挙動まで把握できる(くらい読める)ことが必要と思っています。(kkaru)

実務ではコンポーネントの挙動や画面の状態について検討することが多いため、基本的にはフロントエンドまででいいと思います。(yasuka)

全体として、フロントエンドまでをデザイナーが読めるといい境界とする意見が多く見られました。

その上で話題は、「コードを書かずに読めるようになるのか?」という方向へ発展していきました。

アニメーションのdelayが50と100でこんなに変わるんだとか、実際に試してみないとわからない。触っていると自然とロジックまで興味が出てくるし、わかってくる感覚があるので、自分で触ってみる機会が必要だと思います。(toofu)

実際、コードを書かずに読めるようになるのは難しく、少しでも書いてみることから始めることで、興味が生まれ、読めるようになっていったという経験が共有されました。

「多様なデザイナーの在り方」

議論は、「AI時代に、どこまでコードを読めるべきか?」という話題から、デザイナーにとって何が大事なのかという方向へと進んでいきました。その中で出てきたのは、情報を整理し、人の行動や感情を観察しながら体験を設計することの大切さです。

AI以前に、情報の整理こそデザイナーの本質。整理した情報を人にパスするのか、AIにやらせるのかの違いだけだと思います。コードはあくまで手段で、整理された情報を届けるためにAIを上手く使えたらいいと思います。(kkaru)

さらに多様なデザイナーの在り方について声があがりました。

人間の認知システムは複雑なので、人間がどう行動してどう感じるかを突き詰めることも、ソフトウェア開発チームとして必要だと思います。(kkaru)

エンジニアリングに近づくデザイナーもいれば、人の行動や感情の複雑さに向き合い、そこに特化して体験を設計するデザイナーもいる。それぞれの視点と強みを持つデザイナーが大事という意見に、会場のあちこちでうなづく姿が見られました。

「エンジニアはデザインできるべき?」

最後に、テーマを反転させ、「エンジニアはデザインできるべき?」という問いが投げかけられました。

UXに対して気づいた違和感や「こうするともっと使いやすそう」という点があればフィードバックしてくれると嬉しいです。お互いの領域を理解しようとする姿勢がチームを強くすると思います。(yasuka)

越境を目的とするのではなく、互いの専門性を尊重しながら、共通言語で会話できることが大切だという意見で一致しました。

まとめ

今回のフィッシュボウルでは、デザイナー・デザインエンジニア・エンジニアがそれぞれの視点から本音で語り合うことで、多様な経験や価値観を持ち寄り、垣根を越えて考えを交えたことが印象的でした。

「どの職種が何をすべきか」という線を引くのではなく、お互いの領域を理解し、学び合うことでプロダクトをより良くしていく姿勢が大切であること。そして、それぞれの専門性が重なり合うことで、チームとしての強さが生まれることを改めて感じました。

▶ 次回の開催について

デザインエンジニアMeetupは、今後も継続的に開催予定です!
次回は、12月上旬に開催を予定しています。
参加募集の開始にあわせて、connpass にイベント情報を掲載します。
X(@estie_corp)でもイベントのお知らせを発信していますので、ぜひフォローしてください!
ハッシュタグは #デザインエンジニアMeetup です。

▶ estieではデザインエンジニアを募集中!

最後に、estieではデザインエンジニア組織を拡大しており、新たな仲間を募集しています。 少しでもestieに興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアルにお話ししましょう!

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皆さんとお話しできることを楽しみにしています!




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