第27回 Customer系エンジニア座談会 に参加&登壇してきました! – SmartHR Tech Blog

みなさんこんにちは! SmartHR CRE部 CREユニットでチーフ兼プロダクトエンジニアをやっております、井上(a-know)です!

去る9月24日に開催されました第27回 Customer系エンジニア座談会に、私も参加&登壇をしてきましたので、今日はそのレポートをお届けします!

私のLT発表「CREを立ち上げるときに考えたこと・やったこと」

私は「CREを立ち上げるときに考えたこと・やったこと」というタイトルで、2025年7月に SmartHR で CRE を立ち上げるにあたってどんなことを考え、どんなことをやったのか?ということについて、最近の状況も踏まえたアップデートも盛り込みながら、発表をいたしました。

www.docswell.com

後日チームメンバーとの会話でも話題にあがったのですが、こうして自分たちの取り組みを言語化し、話をするだけでも、現在の取り組みについて改めて整理し捉え直すことができたり、実は微妙に発生しはじめているズレや違和感のようなものにも気づけたりするものですね。そのための機会をいただけたこと、本当にありがとうございます!

スポンサーLT「最近話題の Forward Deployed Engineer と Palantir について調べてみた」

会場スポンサーである株式会社プレイドの @jumpei_ikegami さんが、「最近話題の Forward Deployed Engineer と Palantir について調べてみた」という発表を行いました。私も FDE という職種について初めて知ったときにあれこれ調べたりはしていたのですが、こうしてきちんと情報としてまとめていただけたのは、ありがたく感じる方も多いのではないでしょうか。

speakerdeck.com

当日は上記の資料には記載されていないような、ちょっと刺激的な内容の考察のお披露目もあったりして(笑)、非常に興味深く拝聴しておりました。

私自身も “セールスエンジニア” や “ソリューションアーキテクト” といった職種の経験がありますので、FDE が担う役割やその価値の高さについても非常に理解できます。一方で、”FDE” 職をオープンしている企業ごとに微妙に異なる役割や期待があるフェーズである、ということも言えそうで、もし今後国内企業の FDE の方とお話できる機会があれば、ぜひいろいろとディスカッションさせていただきたいなと思いました。

LT「Mackerel CREとしてAPMに向き合ってきた話」

私の他にあった一般のLT発表は2本。そのうちの1本が、株式会社はてな の @kmuto さんによる、「Mackerel CREとしてAPMに向き合ってきた話」です。

speakerdeck.com

実は、はてなさんは私の古巣です。そして何を隠そう、Mackerel の CRE を立ち上げたのは他でもない私 だったりします(笑)。そういったこともあり、@kmuto さんの発表には大変感慨深く聞き入ってしまいました。

Mackerel の CRE の最もユニークなポイントのうちのひとつとして、「Mackerel の顧客はエンジニア」「そのため、”技術” がほぼそのまま CRE としての価値提供に繋がる」という点だと思っています。

そしてこれは、Mackerel CRE の難しいポイントでもあると考えています。エンジニアリングの “スタンダード” はまさに日進月歩で、Mackerel の CRE は、通常のカスタマーサクセスやテクニカルサポートのような業務の傍ら、日々進歩するテクノロジーについてもキャッチアップを行う必要があります。

今回の発表では、その対象としてのAPM(Application Performance Monitoring)に関する知識をどう獲得し、顧客への提案に活かすか、ということについて赤裸々に語られていました。聴いているこちらも奮い立たされるような発表、ありがとうございました!

LT「ZendeskのチケットをAIチャットボットで活用するバックエンドを構築した」

もう一本のLTは、株式会社kickflowで CRE をされている @tuka さんからの発表でした。

www.docswell.com

実際にエンドユーザーに使ってもらうことを想定したAIチャットボットのバックエンドの仕組みを、Difyを使って構築した・そのノウハウに関する発表です。

“AIチャットボット” については、ちょうど私たちも「今あるものよりも、よりよいものを」
とあらゆる可能性を模索していたところでしたので、終始前のめりで聴いていました。私たちはすでに、過去のお問い合わせのすべてをAIを使って要約し、それを日々のお問い合わせの際の参考としているのですが、Dify を使うことによって「ナレッジ」にさえ情報源となるものを格納しさえすれば、それをもとにAIがよしなに検索・評価してアウトプットに繋げてくれるのはとても良いな!と感じました。

AIからのアウトプットの精度を高めるために、重複や矛盾を排除し、ナレッジとして投入するかどうかの吟味が重要、というお話はとても腑に落ちる内容でした。

さっそく私も Dify のアカウントを登録し、まずは簡単なチャットボットを作ってみる、といったことも始めています(笑)。この延長線上に、私たちが思い描くワークフローの実現があるかどうか?はまだ見えてきてはいないのですが、どちらに転ぶにしても、とても参考になるものでした。貴重な知見のアウトプット、ありがとうございました。

そして最後に突然の発表・Customer系エンジニア座談会はいったん活動休止に!

私を含めて4人からの発表が終わり、あとは楽しい懇親会へ……というところで、Customer系エンジニア座談会の発起人の一人である @jumpei_ikegami さんから、このコミュニティイベントの定期的な開催に関して、いったん休止とする旨の発表がありました。

それを聞いて、最初こそ驚きましたが、”Customer系エンジニア” というターゲットを絞った貴重なコミュニティを27回にわたって今回まで続けていただいたことに、ただただ頭が下がる思いです。

タイミングとしては偶然のものとなりましたが、10月23日(木)に CRE Camp というイベントを弊社・SmartHR の会場で開催することになっています!

cre-camp.connpass.com

CRE とはじめとした Customer系エンジニア同士が交流できる場は絶対にどこかで継続されるべきだと思っていますし、私たちとしてもそこに貢献していきたいと思っています。まずは、次回・10月23日(木)のCRE Camp でお会いしましょう〜!

We Are Hiring!

SmartHR では一緒に SmartHR を作りあげていく仲間を募集中です!

特に私としては、”SmartHR の CRE” を一緒に作り上げていってくれる仲間を探しています!

tech.smarthr.jp

少しでも興味を持っていただけたら、カジュアル面談でざっくばらんにお話ししましょう!

hello-world.smarthr.co.jp


元の記事を確認する

関連記事