最近、生成AIに関するニュースや話題をよく見かけるようになりました。特に「Copilot」という言葉を耳にする機会が増えてきたかもしれません。
Copilotは、Microsoftが提供している“AIアシスタント”のようなもので、私たちの作業を手伝ってくれる便利なツールです。たとえば、WordやExcelの中で生成AIが自動で文章を提案してくれたり、Teamsの会話を要約してくれたりと、働き方をサポートしてくれる存在として注目されています。
本記事では、生成AI機能の1つ「エージェント機能」について記載します。
エージェント機能とは
最近、Copilotに新しく「エージェント機能」が追加されました。
エージェントとは、簡単に言えば「あなたの代わりに仕事をしてくれる助手」のようなものです。
これまでの生成AIチャットは「一問一答」型で、質問に対して返事を返すだけでした。でもエージェントは違います。
- 自分で判断しながら複数の作業をこなす
- タスクの流れを理解して進めてくれる
- あなた専用に役割を与えてカスタマイズできる
たとえば、こんなことができるようになります。
- 「会議の準備をお願い」と伝えると、前回の議事録を探して要点をまとめてくれる
- 「SNSの投稿案を考えて」と頼むと、ターゲットに合った文章を自動で提案してくれる
- 「今週のやることを管理して」と依頼すれば、ToDoリストを整えてリマインドしてくれる
まさに「あなた専属のデジタルアシスタント」を自分で作ることができる時代が来たのです。
従来の生成AIチャットは、入力→出力の単純な流れしかできませんでした。しかしエージェント機能では、次のような進化が見られます。
- タスクを理解し、自律的に行動
- 状況に応じて判断し、指示を受けずとも次のステップへ進む
- 長期的な目的に沿った行動も可能
そのため、ちょっとした作業代行だけでなく、「仕事のパートナー」としても使えるAIになりつつあります。
このように「Copilotのエージェント機能」は、生成AI初心者にとっても“やってみたい!”と思える魅力を持った機能です。
次の章では、このエージェントを実際にどう作るのか、わかりやすい手順で紹介していきます。
エージェント作成方法(かんたん5ステップ)
Copilotのエージェント機能は、テンプレートを選ぶだけで簡単に始められるのが大きな魅力です。ここでは、実際に作成する手順をわかりやすく紹介します。
ステップ1:Microsoft 365 Copilot にアクセス
まずはMicrosoft 365 Copilotにアクセスして、Microsoftアカウントでログインしましょう。
参考リンク:会話 | Microsoft 365 Copilot
ステップ2:「エージェントの作成」をクリック
画面左側のメニューにある「エージェントの作成」を選びます。
※最初は「Copilot Lab」や「Copilot Studio」などのラベルがついている場合もあります。
ステップ3:テンプレートを選ぶ or 白紙で作成
次の画面では、いくつかのテンプレートが表示されます。
おすすめのテンプレート例です。
- キャリアコーチ(転職や仕事の相談に使える)
- アイデアコーチ(企画・発想の手助けをしてくれる)
気になるテンプレートをクリックして、右上の「作成」ボタンを押すだけで完成です。
ステップ4:必要に応じて「構成」から編集
作成後は、エージェントの設定(名前・説明・話し方など)を「構成」タブから調整できます。自分に合うように、あとから直すこともOKです。
ステップ5:右側のチャット欄ですぐ試せる!
右側にあるチャットエリアで、作成したエージェントにすぐ話しかけられます。
たとえば「キャリアコーチ」を選んだ場合、「仕事で悩んでるんだけど…」と入力すると、すぐに親身に返事をしてくれます。
ポイント
- 作成後もテンプレート変更は可能(※内容が初期化されることもあるので注意)
- チャット欄で気軽に試せるのがとても便利!
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 会話 | Microsoft 365 Copilotにアクセス |
| 2 | 左メニューから「エージェントの作成」をクリック |
| 3 | テンプレートを選んで「作成」ボタンを押す |
| 4 | 必要に応じて「構成」で調整 |
| 5 | 右チャット欄で話しかけて使ってみる |
この流れだけで、誰でもすぐに「自分専用のAIアシスタント」が作れます。
次の章では、具体的にどう活用するか、例を交えて紹介します。
活用方法(キャリアコーチを使ってみよう)
作成したエージェントは、すぐにチャットで使うことができます。
たとえば「キャリアコーチ」を選んだ場合、以下のように使えます!
できることの例
- キャリアの相談
- 例:「今の仕事、向いてるか不安…」という相談をすると、気持ちに寄り添ってアドバイスしてくれる
- 職務経歴書のチェック
- 例「この志望動機、よく見えるかな?」という相談に対し、 書き方のアドバイスや改善案を提案してくれる
- 学びたいスキルの相談
- 例:「IT業界で何を勉強すればいい?」という相談に対し、目的に合ったスキルや学習プランを提案してくれる
実際の使い方
- Copilotで作ったキャリアコーチを開く
- 右のチャット欄に話しかけるだけ!
後は、生成AIが質問しながら一緒に考えてくれます。
まとめ
- キャリア相談や書類作成のサポートに使える
- 話しかけるだけでOK、すぐに試せる
- 一人で悩まず、AIに話して整理することも大切
おわりに
この記事では、Copilotの「エージェント機能」について、初心者の方向けにわかりやすく紹介してきました。
生成AIというと、どうしても「難しそう」「専門知識が必要そう」と感じてしまうかもしれません。けれど、「Copilotのエージェント機能は、まさに“誰でも始められるAI”」です。
テンプレートを選ぶだけで、あなた専用の相談相手やアイデア出しのパートナーがすぐに出来上がります。
また、話しかければすぐに答えてくれるチャット機能があることで、「生成AIと一緒に考える」体験がとても自然に始められます。
私自身も、最初は「試しに使ってみようかな」くらいの気持ちでしたが、使ううちに、「こんなふうに仕事が楽になるのか」「これならアイデアも広がりそう」と感じるようになりました。
そんなとき、AIエージェントは優しく寄り添ってくれる存在になるはずです。
今後もCopilotのエージェント機能はどんどん進化していくと思います。この記事が、その第一歩として「AIをもっと身近に感じるきっかけ」になれば嬉しいです。
※ Copilotのエージェントは非常に便利ですが、まだ完璧ではありません。間違った回答をすることもあるため、「参考意見のひとつ」として活用し、ご自身でも内容を確認するようにしましょう。
宮瀬 駿斗(日本ビジネスシステムズ株式会社)
Microsoft 365システム関連を担当しています。料理・お菓子を作ることが好きでよく作ります。
その他の趣味は、謎解き・ゲーム・読書・筋トレなどです。