なぜ移民が必要か?労働力の不足について詳細

なぜ移民必要か?労働力の不足について詳細

https://anond.hatelabo.jp/20250930160407

 

女性とか学生とか高齢者に働たらいてもらえばよくね?」

「そのために労働条件よくすればよくね?」

に丁寧に答える

 

女性労働参加率

25歳〜60歳の、男性労働参加率は95%くらいで

女性は80〜88%くらい

https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2025/03/c_01.html

育休を考えると、かなり限界に近い

 

専業主婦が居る現役世帯566万世帯で、全体の23%にあたるが、独身を含めたら生産年齢の女性の15%くらいだ

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo02-15.html

 

一応、「無理やりひねり出したら女性の余力があと5%ある」と考えておこう

3300万人×0.05=165万人

 

シニア労働参加率

現在、65〜69歳の就業率は2023年に53.5%で過去最高

今後、この層の就業率は上がっていくだろう(5年で4%くらい)

(740万人の4%は37万人)

 

70〜74歳も34.5%働いている

しかし、こちらは5年で2%の上昇幅で、頭打ちに近い

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2024/html/zenbun/s1_2_1.html

 

健康上の問題もあるので、あまり労働力としてあてにできない

 

大学生アルバイト

だいたい70%がアルバイトをしている

就職活動や、学業の忙しさも考えればこれも最大限と言える

が、まあ捻り出してもう5%働いてもらうとしよう

大学生(+専門学校生)の人口は約350万人なので、大体17万人

 

実際、労働者数は増えている

2025年7月時点

就業者数は6850万人。前年同月に比べ55万人の増加。36か月連続の増加

これは主にシニアが増えているのが大きそう、インフレで働かないと暮らしていけなくなったものと思われる

https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html?utm_source=chatgpt.com

 

今後の労働生産人口はどうなるか?

さて、めちゃくちゃ働いてる勤労日本人だが、まだ余力がいくらかあるね

 

女性 165万人

シニア 37万人

学生 17万人

合計 219万人

 

じゃあ、生産年齢人口はどうなるか

20〜69歳の人口

2025年 7484万人

2030年 7307万人(▲177万人)

2035年 7076万人(▲408万人)

2040年 6727万人(▲757万人)

 

というわけで、めちゃくちゃ減るので「女・子ども・老人の余力を総動員して」なんとかなるのがせいぜいあと5年ということがわかる

ちなみに、この生産年齢人口20〜69歳)における、60代の割合はこうなる

 

2025年 19.9%

2030年 21.8%

2035年 24.9%

2040年 25.7%

 

まり、一人あたりの労働量も薄まっていく

非正規短期労働が増えるイメージ

 

外国人労働者数(要は移民

最近の増加数は、1年あたり23万人

5年で115万人

10年で230万人

15年で345万人

 

余力も使って、外国人も入れて、労働力不足はどうなる?

 

労働者数(万人) +余力 外国人 合計
2025 6850 6850
2030 6688 70 115 6873
2035 6477 140 230 6847
2040 6157 210 345 6712

 

雑な計算だけど、これでトントンなんだ

こう考えると国はようやっとる

今の外国人労働者数の数は、多くも少なくもない

 

AI使えば?スキマバイト使えば?生産性を上げろ

まあまあ、気持ちは分かるが

たぶんAIとか全力で使ってトントンだと思うよ

なんか上手く行って、労働者余ったら、外国人女性・老人・学生が少し働かなくなるだけで調整できる、むしろそうなってほしい

 

まとめ

女性や老人を入れてなお足りないから、足りない分外国人計画的に入れてる感じですね

 

というか一億一生総労働時代つらい

でもそもそも長い歴史で見ると、ソッチのほうが主流なんだよね

 

___

 

移民問題については書いてないけど

345万人増えたら、東京でおそらく+70万人だから、徐々に顕在化はしていきそう

あと、本当の分岐点2045年だと思ってて

生産年齢人口が▲1260万人なんだよね、5年で700万人も減るので、その時もしイギリスドイツみたいに「1年に100万人外国人受け入れる」となったら今のEUみたいになる

(ちなみに今の出生数が70万人くらいだから20年後、このままでも「若者70万人に対して増える外国人20万人」というエグい状態になる)

 

経済シュリンクしろとか省エネで頑張れとかAI使えとか、そういうのは国は一旦後回しにしてるんだと思うんだけど、10年以内にどうするか決めておかなきゃいけない

が、移民政策って今国会を通さないでこっそり決めてるらしいからそれが問題だと思う(たぶん俎上にあげると決まらないんだろうね)

右翼っぽい政党も出てきたし、議論ができない空気だったらずっとこっそり決める流れになりそう

地方自治体ですら、成長路線か緩やかな衰退かなんて決められてないのに、国民が決められるのかはすごく疑問)

  

ちなみに移民実態はこの動画が一番詳しかった

h ttps://www.youtube.com/watch?v=DkctET5zi0w

詳しい動画本当に少ない、ミクロの話ばっかで

 

___

 

人口が減るから労働者はそんなに要らないんじゃないか、という指摘は一部そうかもしれない

2040年は2025年に対して8.5%減るから、これがどう労働市場の需要に影響を与えるかわからない、ひょっとしたら要らないのかも

ただ産業毎の濃淡は確実に出る(建設介護は不足する、ブルーカラーは全体で不足する)

国としては経済成長前提だから皆働けってスタンスなのかもね




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