こんにちは、SpeeeのリフォームDX事業部で開発部長をしている佐藤です。
先日、弊社の事業部長の上野が事業全体の今後のビジョンについて語った記事を先日公開しました。
上野の記事を読んで、事業の大きなビジョンは伝わったかと思います。今回はそのビジョンを技術で実現する開発部長である私から、 エンジニアの視点から見た我々リフォームDX事業部で働く魅力についてお話ししたいと思います。
ここ5年間くらいでSaaSという素晴らしい方法論が普及し、世の中は本当に便利になりました。一方で、その“正解”が広く知られるようになった今、同じフィールドでキャリアを築いていくことに、もどかしさを感じている方もいるのではないでしょうか。
例えば、似たような解決方法の横展開ばかりで新しい刺激や発見が減ったり、分割された機能をこなす中で事業への貢献実感を持ちづらかったりなど、そう感じている方も多いのではないでしょうか?
だからこそ「SaaSやWeb系ブームの次のキャリア」というテーマを切り口に、私たちの挑戦の面白さをお伝えできればと思います。皆さんの未来を考える上で、一つのきっかけになれば幸いです。
なぜ、私たちの事業が「AIへの挑戦」と直結するのか?
この記事を読んでいる方の中には、キャリアとしてAIに挑戦したいと考えている方も多いと思います。私たちの事業部では、まさにその挑戦ができます。
「なぜ、リフォームという一見テックとは遠い産業で?」と思うかもしれません。答えはシンプルで、私たちが向き合っているのが、既存のITソリューションでは歯が立たない「未解決な産業課題」だからです。そして、その解決の鍵こそがAIなのです。
具体的に考えてみましょう。例えばリフォーム領域でいうと
- 社会のインフラ産業にも関わらず高齢化によって担い手がいない
- 市場の大半を中小企業が占め、IT化が非常に遅れている
など、解決方法すら分からない問題が多数あります。(詳しくは上野の記事を参照ください)
高齢化が進み、ITリテラシーが高くないユーザーに多機能なWebアプリを導入しても、使ってもらうのは難しいです。実際、すでに業界向けの製品も販売していますが、使いやすさには細心の注意を払わないと受け入れてもらえない現実が分かってきています。しかし、AIエージェントや、BPO x AIのような手法であれば、そもそもUIを触る必要すらなくなるので、破壊的な方法でこの壁を突破できる可能性があります。
このように、課題の制約が厳しいからこそ、私たちは新しい技術、今だと必然的にAIへの挑戦となり、エンジニアとして新しくチャレンジする絶好の機会になり得ます。
世の中的にはもっとAI技術自体に特化している企業が目立ちやすいですが、我々のような産業課題から出発してAIに到達するアプローチもまた違う深みと面白さがあり、同じくらい魅力的なキャリアだと思っています。
真の「総合力」が試される場所。BizDevと仕掛ける高速PDCA
最強のBizDevと仕掛ける、まだ見ぬソリューションの探索
Speeeの強みの一つは、非常に強力なBizDev(事業開発)組織です。一般的な事業開発の成功率は10%未満と言われていますが、Speeeの成功率は50%です。私たちエンジニアはBizDevと深く連携し、まだこの世にないソリューションの形を見定め、最速で市場に問い、検証を繰り返します。この高速なPDCAサイクルを回すこと自体が、私たちのミッションです。
WebアプリからAIエージェントへ。変化を前提とした技術マネジメント
Speeeの事業開発は、技術的なアプローチも固定ではありません。例えば、最初はWebアプリとして始まったプロジェクトが、顧客検証を経てネイティブアプリに大きく舵を切るかもしれない。SaaSとして始まったサービスが、AIエージェントを中核とする全く別のプロダクトに進化するかもしれない。私たちは、こうした大胆なピボットを恐れません。
だからこそ、Speeeでは特定の技術スタックに固執するのではなく、課題の本質に合わせて非常に幅広い選択肢の中から最適な技術を柔軟に選択し、マネジメントしていく力が求められます。
専門性とリーダーシップの両輪で、カオスを推進力に変える
この環境で価値を発揮するために必要なのは、年次や経験年数という物差しだけではありません。むしろ、自らが技術的な深みを探求する専門家でありながら、同時に、社内外の多様な専門家を巻き込み、プロジェクトを前に進めるリーダーシップを発揮できること。その両輪が不可欠です。
それゆえ、ベテランのエンジニアにとっては、まさにキャリアの「集大成」となる場所です。これまで培ってきた技術選定の目、アーキテクチャ設計の深み、そして複雑なプロジェクトを率いてきたリーダーシップの全てを、この巨大で未解決な産業課題にぶつけることができます。
また、若手でも強烈なリーダーシップさえあれば、年齢に関係なく事業の根幹を担うような挑戦を仕掛けることができます。実際に、25歳前後のメンバーが事業責任者レベルの裁量を持って活躍しているケースも生まれています。
コードがPLを動かす実感。エンジニアが事業のど真ん中にいるということ
私たちの事業は、産業を飲み込む巨大な生命体
私たちが作っているのは、単なるツールではありません。産業構造そのものを統合していく巨大なオペレーションの集合体です。だから、私たちの書くコードは、常に事業の血肉に直結しています。
例えば、お客様にリフォーム提案を行う、業界でも屈指の強力なインサイドセールス部隊。この一見すると労働集約的な機能も、実は内製システムによる高度な自動化と、磨き抜かれたオペレーショナルエクセレンスの融合によって成り立っています。もはや、従来のリフォーム業界のセールス機能を代替するほどの役割を果たし始めています。
このように、事業の心臓部そのものをテクノロジーで作り上げているからこそ、「このAPIを改善すれば、営業利益率が0.5%上がる」「このアルゴリズムを導入すれば、売上が年間数千万円増える」といったテーマが、すぐ手の届く場所にあります。エンジニアが、これほどダイレクトにPLを動かせる環境は、そう多くはないかもしれません。
エンジニアが自ら売上を創り出す文化
私たち開発組織のミッションには、単にプロダクトを開発するだけでなく、「業務改善による売上創出」や「一人当たり売上高の向上」といった、事業の根幹に関わるテーマが明確に含まれています。
具体的にいうと「従業員一人当たり増加限界利益」を開発組織の目標にしています。
そのため、単なる「改善文化」というレベルの話ではなく、業務改善の主体が完全にエンジニア組織にあり、事業の当事者として深く入り込むところまでやっています。エンジニアが自ら現場のオペレーションに入り込み、課題を発見し、その解決策がもたらす売上インパクトを定義するところからスタートするイメージです。
以下が、直近で開発組織が自ら仕掛けた取り組みの例です。
- インサイドセールス向け架電システムのアルゴリズムを改善。架電効率の見直しにより売上増を実現
- 生成AIと架電オペレーション融合施策の検証と推進
- スプレッドシートで運営されていたBPO系の新規事業に関して、業務ヒアリングし課題を分析。システム化の提案〜導入までを一貫して実施
- リフォーム業者とのコミュニケーションをLINEに統合する仕組みを構築。特定業務における電話・メールのやり取りをゼロにし、省人化を実現
最後に:挑戦を歓迎する、Speeeの文化
ここまで読んで、「本当にそんな裁量が与えられるのか?」と感じる方もいるかもしれません。その答えは、Speeeが創業以来、大切にしてきた文化そのものにあります。
Speeeには、年齢や経歴に関わらず、大きな期待と役割を与えて挑戦を促す文化が根付いており、それを当たり前にやってきた歴史があります。何を隠そう、私たちの事業部長である上野自身が、その文化を体現する一人です。彼もまた、若手時代に抜擢され、この事業をゼロから巨大な組織へと育て上げてきました。そしてこの私自身も、いちエンジニアとしてSpeeeにジョインし、この事業部の開発組織立ち上げという大きな役割を任されてきました。だから私たちは、この「挑戦を歓迎する文化」を、ただのスローガンではなく、事業を成長させるための最も重要なエンジンだと、確信を持って言えるのです。
未来の仲間へのメッセージ
決められたレールの上を走るのではなく、自らの手で事業やプロダクトを創り上げていきたい。
技術の力で、まだ誰も解けていない大きな課題に挑んでみたい。
もし、そういった想いを少しでもお持ちの方がいれば、私たちはすごく親しい話ができるんじゃないかと思います。
ぜひ一度、カジュアルな形で、皆さんがこれから成し遂げたいこと、挑戦したいことを聞かせてください。