macOS 26 Tahoe
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macOS 26 TahoeではAirMac ExtremeベースステーションやTime Capsule、TM over AFPストレージへの新規Time Machineバックアップが不可能になっており、次期macOSでは利用できなくなるので注意してください。詳細は以下から。
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Appleは現地時間2025年05月12日にリリースした「macOS 15.5 Sequoia (24E248)」で、同社が1980年代にMac OS 9のAppleShare用に開発したファイル共有プロトコル「Apple Filing Protocol (AFP)」を将来のmacOSで廃止する計画を発表しましたが、

Apple Filing Protocol (AFP) client is deprecated and will be removed in a future version of macOS.
What’s new for enterprise in macOS Sequoiaより
これに伴い、本日(09月15日)にリリースされた「macOS 26 Tahoe」では、AFPを利用した「AirMac/AirPort Extremeベースステーション」や「Time Capsule」への新規Time Machineバックアップ作成が不可能になっています。

“名称未設定”は、このMacのTime Machineバックアップがすでにある場合にのみ使用できます。
次期メジャーバージョンのmacOSでは、Time CapsuleディスクはTime Machineバックアップに使用できなくなります。macOS 26 Tahoeより
Time Capsuleからサードパーティ製NASへ
この仕様変更はAirMac/AirPort ExtremeベースステーションやTime Capsuleが上記のレガシィなAFPを採用しているためで、2007年に発売され後継モデルが2013年まで販売されていた「AirPort* Extreme 802.11n ベースステーション (第1~4世代)」や、2008年に初代モデルが発売されたバックアップ用HDD搭載の「Time Capsule 802.11n (第1~4世代)」が今後Time Machineバックアップストレージとして使えなくなる**ため、

*日本での名称はAirMac。**新規Time Machineバックアップだけでなく、既存のバックアップも駄目になるようです。
AppleはApple Silicon Macの「Mac Sharing Mode」にも利用されているSMBネットワークプロトコルをサポートしたサードパーティ製NASへTime Machineバックアップを移すようにコメントしているので、AirMacやTime Capsuleをお使いの方は新しいNASを購入しTime Machineバックアップを移すことをおすすめします。

Time Machineでは、SMBネットワークプロトコル経由のTime Machineに対応する他社製のNASデバイスにバックアップできます。Time Machineで使うための設定については、NASデバイスのマニュアルを参照してください。
AFP(Apple Filing Protocol)経由でのNASデバイスへのTime Machineバックアップは推奨されません。AFPは今後のmacOSのバージョンで非対応になります。Time Machine で使えるバックアップディスクより
おまけ
ちなみに、AirMac Extreme/Time Capsule 802.11ac以外のAirMacシリーズ(11n)はハードウェアサービスを終了するオブソリート製品に追加しており、脆弱性に対するファームウェアアップデートも2019年にリリースされた「Firmware Update v7.9.1」以降提供されていません。
全世界での周辺機器のオブソリート製品
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