基盤運用構築部のTです。
AWS CLF、AWS SAA、AWS DVAに続き、2025年11月下旬にAWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)に合格しました。
今回の記事では、受験のきっかけや勉強方法についてご紹介いたします。
皆様のスキルアップの一助となれば幸いです。
試験概要
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試験名:AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)
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合格日:2025年11月23日
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スコア:760点(1000点満点中750点以上で合格)
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試験時間:180分(ただし非ネイティブ英語話者は30分延長申請が可能)
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問題数:75問
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受験会場:テストセンター
受験のきっかけ
CLF(2025年6月取得)、SAA(2025年8月取得)、DVA(2025年9月取得)に引き続き、SAPを取得することでAWS系案件参画の際の強いアピールポイントになると考え、学習を開始しました。
DVA合格直後の2025年9月下旬から学習を始め、約2ヶ月の準備期間を経て受験に臨みました。
合格すれば会社が受験費用を全額補助してくれる制度もあり、継続的にAWS資格の取得を進めることができました。
業務経験
SAAとSAPの違い
SAAとSAPは同じソリューションアーキテクトの資格ですが、求められる能力や出題傾向が大きく異なります。
🏗️ SAA(Solutions Architect – Associate)
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レベル:中級(アソシエイト)
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対象:AWSでの1年程度の経験を持つ、基本的なクラウド設計者
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求められる能力:
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一般的なシステム要件(高可用性、スケーラビリティなど)を満たす標準的なソリューションを設計できる
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AWSの主要サービスの基本機能とベストプラクティスを理解している
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出題傾向:
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単一システムの設計に焦点が当たる
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サービス間の基本的な連携(例:EC2とRDSを連携させる方法)を問う
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選択肢は比較的短く、知識の正誤を問う問題が多い
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例えるなら:基本的な建築スキル。小さな家やマンションの設計図を描く
🏙️ SAP(Solutions Architect – Professional)
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レベル:上級(プロフェッショナル)
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対象:AWSでの2年以上の高度な経験を持つ、複雑なエンタープライズ環境の設計者
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求められる能力:
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大規模・複雑な要件(グローバル展開、規制対応、数百アカウントの管理など)に対し、最適な戦略と設計を立案できる
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AWSのサービスを深く理解し、複数のサービスを組み合わせてコスト、セキュリティ、運用効率を最大化できる
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出題傾向:
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組織全体の設計、大規模な移行戦略、継続的な改善が焦点
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マルチアカウント管理(Organizations, SCP)、高度なネットワーク(Direct Connect, Transit Gateway)、高度なセキュリティ(GuardDuty, Macie, WAF)が頻出
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問題文が非常に長く、複数の制約条件(コスト最優先、ダウンタイムゼロなど)を満たす唯一の最適解を選ぶ必要がある
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例えるなら:都市計画レベルの設計スキル。既存の都市インフラを活かしつつ、新しい道路や公共施設を設計・移行する戦略を立てる
個人的な所感
試験範囲自体はそれほど変わらないように感じました。
SAPの方は長文問題やツールごとのニュアンスの差異を正しく理解していないと正解できない問題が多いと感じました。
AWSにおけるベストプラクティスとは何か、そしてなぜそれがベストプラクティスなのかを問われているように感じました。
学習期間と方法
使用教材
メインテキスト:AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 改訂第2版
使用感:これに関しては軽く1度読んだ程度です。テストのためというより、むしろ実務の際にこのようなテキストが手元にあると便利かもしれません。
問題演習:Cloud-License
引き続き問題演習のために使用。後述のGeminiの解説と組み合わせて理解を深めました。
模擬試験の推移
模擬試験1回目(2025年9月29日実施、Cloud-License使用)
結果:28問正解/75問中(37%)
所感: 全問題がちんぷんかんぷんな状態でした。問題数も多く、試験時間も長いため、終盤は頭が回らなくなっていました。復習はGeminiに解説させながら確認を進めています。
復習中に気づいたこと:
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キーワードの重要性
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複数選択問題の構造
今後の対策: キーワードを意識しながら復習を進めていきます。
模擬試験2回目(2025年10月4日実施、Cloud-License使用)
結果:42問正解/75問中(56%)
所感: 前回の復習効果もあり、いくつかの問題は自信を持って解けるようになりました。一方で、30〜40問目あたりで集中力が切れてしまいました。本番ではこの辺りでトイレ休憩を入れて席を立った方が良いかもしれません。
新たな気づき: 問題によって、直感的に解けるものと、長文で選択肢の内容を精査するのに時間がかかるものがあることに気づきました。次回からは前者を優先的に解いてみることにします。
模擬試験3回目(2025年10月9日実施、Cloud-License使用)
結果:43問正解/75問中(57%)
思ったように点数が伸びませんでした。
まだ理解が十分でない用語もあるようだったので、丁寧に見直していくことにしました。
解説の確認中、アーキテクチャ図があることに注目しました。
確かに、複雑な構成であればこういった図を書いた方が良さそうです。
次回から走り書きでも良いので書いてみようと思います。
模擬試験4回目(2025年10月16日実施、Cloud-License使用)
結果:33問正解/75問中(48%)
体調不良中に実施してしまい、大幅にスコアダウン。
これに関してはあまり気にせず、体調回復後にすぐ模試5回目を実施することにしました。
模擬試験5回目(2025年10月17日実施、Cloud-License使用)
結果:44問正解/75問中(58%)
正解率自体は模試3回目からの微増。
ただし、効率的に解く手順は意識できるようになりました。
解答の手順:
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問題文の最後をまず読む(何が問われているかを確認する)
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問題文を始めから読んでキーワードを洗い出す
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機能としてマッチングしない選択肢を機械的に落としていく(消去法)
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選択肢に深入りしすぎない(「わからないものはわからない」と割り切る)
今後はキーワードや定番の組み合わせを身につけていけば、さらなる点数アップができる見込みです。
模擬試験6回目(2025年10月20日実施、Cloud-License使用)
結果:40問正解/75問中(53%)
正解率がまた下がりました。
後半時間が足りなくなってしまいました。
ちょっと調子が悪いと結果に響くシビアなテスト、という所感。
模擬試験7回目(2025年10月23日実施、Cloud-License使用)
結果:54問正解/75問中(72%)【合格圏内到達】
ここで合格圏到達。
体力的にも時間的にも余裕をもって解くことができました。
もう一度合格圏の点数が取れたら本試験の受験に臨もうと思ったのですが……。
模擬試験8回目(2025年10月29日実施、Cloud-License使用)
結果:39問正解/75問中(52%)
大幅に正解数が減少しました。
体調面は問題ありませんでしたが、自分の理解が曖昧な箇所を突かれる問題が多かったという印象です。
模擬試験9回目(2025年11月1日実施、Cloud-License使用)
結果:47問正解/75問中(62%)
合格圏で安定するまであと少しという段階です。
まだ未知の単語や理解が曖昧な箇所が出てくるため、地道に復習を続けることにしました。
復習の際は、解説を読む前に改めて各選択肢を検討し、なぜその選択肢が正解なのか、あるいは誤りなのかを書き出してから解説と照らし合わせるようにしました。
このタイミングで現場案件への参画が決定しました。
通常業務時間内での学習が困難となるため、無理をせず、時間の取れる際に少しずつ復習を継続していく方針にしました。
模擬試験10回目(2025年11月8日実施、Cloud-License使用)
結果:58問正解/75問中(77%)【合格圏内到達】
改めて合格圏到達。前回の丁寧な復習が功を奏したようです。
11月下旬の3連休の間に受験することにしました。
本当はもう1度くらい模試を実施し合格点を出してから予約したかったのですが、時間的にこれ以上模試を繰り返すのは難しそうでした。
間違った問題を中心に復習しておくことにしました。
試験当日の様子
試験会場の環境
持ち込み可能品は身分証明書と荷物用のロッカーキーのみ。
メモ用のホワイトボードとペンが渡されました。
ブザーでスタッフの方を呼んで適宜ホワイトボードを交換してもらいました。
メモとして書き出すことが多かったこともあり、5〜6問に1度は交換してもらう形になりました。
問題の傾向(模擬試験との比較)
Cloud-Licenseと重複している問題が3〜4割はあるように感じました。
時間配分の実際
模試を2週間近く解いていなかったこともあり、問題を解く勘を取り戻すのに時間がかかりました。
前半戦でかなりエネルギーを使ってしまいました。
途中で選択肢を精査しながら問題文を読めばよいということを思い出し、スピードアップできました。
見直し時間の確保状況
延長分の30分は見直しに使えました。
トイレ休憩を挟みつつ、解答中にチェックを入れていた26問のうち半分近くの問題は見直しができました。
手応えと結果通知のタイミング
それなりの点数にはなっていると思いましたが、合格できたかどうかは自信がありませんでした。
試験終了後3時間ほどしてからメールで合格通知が来ました。
最終スコアは760点でした。

学習上の困難と克服方法
特に苦戦した分野
長時間の集中力維持が最大の課題でした。
75問を180分(延長含めて210分)で解くため、体力と集中力を試験終了まで保つことが求められます。
また、問題文が非常に長く、複数の制約条件を同時に満たす必要があるため、問題の本質を見抜く力が必要でした。
効果的だった学習方法
AWSのベストプラクティスや設計思想を意識した学習が最も効果的でした。
単に問題の正解・不正解を確認するだけでなく、「なぜその選択肢が正解なのか」「なぜ他の選択肢は誤りなのか」をAWSの設計思想に照らして理解することで、応用力が身につきました。
表層的な答え合わせをしていてもなかなか合格ラインには達しません。
一つひとつの選択肢について、AWSのベストプラクティスの観点から検討する習慣をつけることが重要です。
これから受験する人へのアドバイス
やってよかったこと
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問題文や選択肢のキーワードから直感的に判断できるようトレーニングする
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長時間で体力を使う試験なので、効率的に解くことが必要です
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キーワードから「これは正解」「これは誤り」と直感的に選べるレベルまで高めましょう
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各選択肢について、なぜ正解か・なぜ誤りかをAWSの設計思想から理解する
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30分の試験時間延長申請(非ネイティブ英語話者向け)
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Geminiで受験用のGem(後述)を作成し、適宜質問する
避けるべき学習の落とし穴
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模試を繰り返し過ぎない
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自分を追い詰めすぎない
学習のコツ
SAA合格からSAPまでの推奨期間: 私はたまたま待機期間があったので2ヶ月ほどで取得できましたが、業務を行いながらの場合、3〜6ヶ月ほどかかると思われます。
必要な前提知識・実務経験: 私は実務ではほぼノータッチでしたが、業務や自己学習でいくつかAWSのツールに触れたことがあると理解が早まるかもしれません。
メンタル面でのコツ: 点数を伸ばすまでに時間がかかるので、気長に楽しみながら勉強できるといいと思います。
参考:使用したGem設定
- AWS SAP(Solutions Architect – Professional)の模試問題を、**高校生にもわかるように**やさしく解説してください。
- 正解だけでなく、「なぜそれが正しく」「他の選択肢がなぜ違うのか」も説明してください。
- AWS公式の考え方(ベストプラクティス)をベースに、**人に話しかけるようにフレンドリーに**翻訳してください。
- **印象に残るように、身近な例え・たとえ話・強烈な表現**を積極的に使ってください。
- 文章は冗長にせず、**受験勉強の参考書のように短く・わかりやすく・テンポよく**まとめてください。
- 必要に応じて、🌟や⚠️などのアイコンを使ってテンションを出してもOKです。
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1. 【結論】まず正解の考え方をひとことで
2. 【理由】なぜそうなるのか(AWSの設計思想・ベストプラクティスの観点から)
3. 【例え】身近なシーンに置き換えてイメージしやすく
4. 【注意】試験で引っかかりやすいポイント
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Q. マルチアカウントの管理方法で正しいのは?
A. Organizations + SCP を使うのが正解。
👉 【理由】全アカウントをまとめてルール管理できるから。
👉 【例え】「校長先生が全クラスに一斉ルールを出す」みたいな感じ。クラスごとに言ってたら混乱するよね。
👉 【注意】IAMだけでどうにかしようとすると管理が大切なので✗。
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🧠 ポイント:
高校生が「へぇ〜AWSってそういう考え方なんだ」と**スッと理解できる語り口**でお願いします。
専門用語は「つまり〜ということ」の形で必ずフォローを入れてください。
- ユーザーから模試問題が提示されたら、上記の『解説フォーマット』を厳格に適用して回答を生成してください。
- 解説のトーンは常にフレンドリーで、高校生が飽きないようなテンポを維持してください。
- 1回の回答で、問題の質問、解説、そして『🎓例』のフォーマットを全て含めてください。各ステップを省略しないでください。

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