OpenAIのサム・アルトマンCEOと元Appleのデザイナーであるジョナサン・アイブ氏が共同開発する「AIハードウェア」について、最初のプロトタイプはすでに完成済みで、2年以内には完成予定であることが明らかになりました。
Sam Altman & Jony Ive
https://www.emersoncollective.com/persons/sam-altman-and-jony-ive-dd-2025

Jony Ive and Sam Altman say they finally have an AI hardware prototype | The Verge
https://www.theverge.com/news/827607/openai-hardware-prototype-chatgpt-jony-ive-sam-altman
アルトマン氏とアイブ氏は、起業家やイノベーターに対する投資を行うEmerson Collectiveの「Demo Day 2025」に登壇しました。
2人によればすでに「最初のプロトタイプ」は完成していて、アルトマン氏は「あごが外れるぐらいに素晴らしいできばえ」と絶賛しています。
イベント中盤、司会を務めるEmerson Collectiveのローレン・パウエル・ジョブズ代表が「1年後か2年後にはおのずと明らかになると思いますが、いま取り組んでいる製品やサービスについてなにか教えてください」と質問するも、アイブ氏は共有できる情報はないと巧みに回答をはぐらかし、代わりにアルトマン氏が「雰囲気」で伝える形で語りました。
アルトマン氏によると、現代のテクノロジーにはうまくいってない点も多々あるのに、それがまるで正しいことのように扱われている雰囲気があるとのこと。具体例としてアルトマン氏はiPhoneを「消費者向け製品として最高の成果」と評しつつ、使用していると通知を始めとして注意を奪う様々なことが発生して「まるでタイムズスクエアを歩いているかのよう」と表現し、「とても、自分たちの生活に平和や平穏をもたらし、他のことに集中できるようになるとは思えない」と批判しました。
その上で、自分たちが作りたいと思うデバイスについては、「高度で賢く、信頼して物事を任せられるAIがいるなら不要な情報をフィルタリングできる」という点を初期段階で話し合ったとのこと。単に「邪魔しない」というだけではなく、情報を提示すべき時・入力すべき時と干渉を控えるべき時を文脈的に判断できる能力を持つことで、時間をかけて信頼が築かれるというわけです。こうした体験は、AI以前の世界の技術では不可能だったもので、現代のデバイスでもまだ実現しないものの、「そういう精神の一部を取り戻せるような端末が開発されることを願っている」と、アルトマン氏は語りました。
回答を受けて、ジョブズ氏は「そのデバイスを人々はいつごろ見られるようになるのでしょうか。5年以内ですか?」と追加質問。アイブ氏が「5年ということはなくて、もっと早く見られます」と応じると「2年?」と追撃をかけ、アイブ氏から「もっと早いと思う」という回答を引き出しました。
なお、話の中で「具体的にどういったものを作っているか」については言及がありませんでしたが、これまでに漏れ聞こえている情報からは「スマートフォンぐらいのサイズの端末で、画面はない」ことが示唆されています。アイブ氏は身体に着用するウェアラブル端末には懐疑的なこともあり、ポケットなどに入れるような端末だとみられます。
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