1. AWS OTEL 1.0(Protobuf)形式に正式対応
多くのお客様が、AWS環境のオブザーバビリティを担保するために、New RelicとAWS CloudWatch Metric Streamsを連携させています。
しかし、監視対象のAWSリソースが増加するにつれ、CloudWatchからNew Relicへ転送されるメトリクスデータの量もまた増大します。特に、従来の opentelemetry0.7(JSONベース)形式ではデータサイズが大きくなりがちで、データ転送コストや処理オーバーヘッドが懸念事項となることを、 New Relic では認識していました。
この課題を解決するため、 New RelicはAWS CloudWatch Metric Streamsから送信される OpenTelemetry 1.0 (Protobuf) 形式に正式に対応しました。
本アップデートの詳細は、公式のリリースノートでもご確認いただけます。
この対応により、お客様はAWSからNew Relicへ、よりコンパクトで高効率なProtobuf形式(OTel 1.0)を用いてメトリクスを送信できるようになります。
2. OTel 1.0形式へ移行し、監視効率を高める具体的な手順
AWS CloudWatch Metric Streamsを新規作成する際のデフォルト出力形式は opentelemetry0.7である場合があります。
New Relic では、AWS監視の効率化とコスト最適化の観点から、今回サポートが追加された opentelemetry1.0 形式の利用を推奨しています。
特に、 データ転送量が大きい大規模なお客様や、最新の技術標準の採用を推進されている先進的なお客様には、opentelemetry1.0 形式への移行(または新規採用)をお勧めします。
このアップデートは、 New Relicの「AWS CloudWatch Metric Streams連携」 をご利用の環境が対象となります。
既存の OTLP 0.7.0 形式から OTLP 1.0.0 (Protobuf) 形式への更新は、CloudWatch Metric Stream の出力形式を変更するだけで完了します。
ここでは、IaC(CloudFormation, Terraform)およびAWSコンソールでの具体的な設定変更方法を、推奨される順序で解説します。
1. CloudFormationによる設定変更
New RelicのUI経由で生成したCloudFormationテンプレート、あるいはカスタムテンプレートでインフラを管理されている場合、スタックの更新を行います。
- AWS CloudFormation コンソールで、対象のスタック(例:
NewRelic-AWS-Integration)を選択します。 - 「更新」を選択し、「既存のテンプレートを置き換える」を選びます。
- テンプレート(またはパラメータ)を更新します。
- CloudWatch Metric Stream:
OutputFormatプロパティ(またはパラメータ)の値をopentelemetry0.7からopentelemetry1.0に変更します。
- CloudWatch Metric Stream:
- スタックの更新を実行します。
(注:新規でスタックを作成する場合は、最初から OutputFormat に opentelemetry1.0 を指定して作成します。)
2. Terraformによる設定変更
TerraformでAWSインフラを管理されている場合、hashicorp/aws プロバイダの関連リソースを修正します。
- CloudWatch Metric Stream リソースの更新:
aws_cloudwatch_metric_streamリソース定義内のoutput_format引数を変更します。- 変更前 (旧):
output_format = "opentelemetry0.7" - 変更後 (新):
output_format = "opentelemetry1.0"
terraform applyを実行して変更を適用します。
(注:新規で作成する場合は、最初から変更後の定義を使用します。)
3. AWSコンソールでの手動変更
IaCで管理されていない場合、AWSコンソールから直接変更します。これがリリースノートに記載されている手順となります。
- AWS マネジメントコンソールで CloudWatch のサービスページに移動します。
- ナビゲーションペインで「 メトリクス 」セクションにある「 ストリーム 」を選択します。
- New Relicへのデータ転送に使用しているメトリックストリームを選択します。
- 「 編集 」をクリックします。
- 「 出力形式 (Output format) 」セクションで、選択を
OpenTelemetry 0.7.0からOpenTelemetry 1.0 (Protobuf)に変更します。 - 「 変更を保存 」をクリックします。
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