Cisco Live 2025 Melbourne 現地レポート 統括(Day4)

クラウドテクノロジーサービス事業本部所属の廣瀬です。

2025年11月10日から11月13日にオーストラリアメルボルンで行われているCisco Liveの現地レポートを発信します。

本記事は、主に3日間の統括となります。

これまでのCisco Live 2025 Melbourne 現地レポート

これまでのLiveの様子もレポートしておりますので、下記リンクからご覧頂けますと幸いです。

Day1

Day2

Day3

3日間の統括内容

Cisco Live 2025 Melbourneでは、AI時代におけるネットワーク、セキュリティ、運用の進化をテーマに、最新技術と戦略が発信されました。

特に、「AI-Ready Data Centers」「Future-Proofed Workplaces」「Digital Resilience」という3つの基本戦略を軸に、AIとクラウドを前提としたインフラ構築、セキュリティ統合、運用自動化が強調されていました。

以下はDay1からDay3の内容の概要となります。

Day1:基盤技術とWoSツアー

初日はWorld of Solutions(WoS)ブースツアーを中心に、Ciscoのハードウェア差別化戦略や最新製品を確認しました。

  • 独自開発チップ
    • CatalystやMeraki製品に搭載され、チップから他社との差別化を図る
  • コラボレーションツール
    • 64マイク集約デバイスや自動フォーカスカメラにより、遠隔会議の体験の向上
  • Wi-Fi 7対応APとAI運用支援
    • AIによる自動トラブルシューティングと設定変更による運用負荷の軽減
  • ISR8000+Security Cloud Management
    • ネットワークとセキュリティの統合管理を実現

Day2:KeynoteとAI活用戦略

2日目はKeynoteがメインとなっており、CiscoからAI時代に向けた戦略が明確に示されました。中心となるのは、AIを前提としたネットワークとセキュリティの統合、そして運用の自動化です。

今回のKeynoteは、単なる概念紹介ではなく、実際のデモを通じて「すぐに使える技術」を提示した点が特徴的でした。

以下、Keynote内で紹介があった製品とセッション内容についても簡単に記載いたします。

  • AI-Ready Data Centers
    • 高速ファブリック、Hybrid Mesh Firewall、Secure AI Factoryなどを紹介
  • Cisco Unified Edge
    • エッジ拠点向けにネットワーク・セキュリティ・ストレージを統合したモジュラー型エッジ機器
  • セッション「The AI Advantage」
    • AIと自動化で設計から運用までを短縮し、Cisco IQによる資産管理と自然言語操作を実現するという内容の説明
  • セキュリティ強化
    • Secure Access Roadmapにてゼロトラストやクラウドセキュリティの進化について解説

Day3:製品デモとセキュリティ深掘り

最終日は、1日目に受けたブースツアーの詳細版と、セキュリティ関連セッションを中心に進行しました。

  • 産業IoT製品
    • 防塵・防水対応のファンレス機器、過酷環境でのAI活用を支援
  • AI-Ready Data Centers実機展示
    • Unified Edgeの省スペース設計とリモート管理機能を確認
  • コラボレーション分野
    • PoE活用でスマートビルディングを実現
  • セキュリティセッション
    • 「Imposters in the Network」ではCisco Duo+Cisco ISE(Identity Services Engine)によるMFA導入と認証強化を解説
    • AgenticAI関連ではAIエージェントのID管理課題に対応する新ソリューションを紹介

まとめ ~ネットワーク企業からの進化~

3日間を通じ、Ciscoは「ネットワーク企業」から「AI時代の基盤を提供する企業」へ進化していることを強調していました。

AIとセキュリティを統合した運用モデル、ゼロタッチ構築、自然言語による管理など、運用効率化と安全性の両立が今後の鍵となります。

特に、AI活用による設計・運用の自動化とセキュリティ統合管理は、企業のIT戦略に直結する重要テーマです。

今回の内容を通じ、Ciscoが単なる製品提供にとどまらず、企業のデジタル変革を支える包括的な基盤を構築しようとしている姿勢を強く感じました。

おまけ:Day4の会場とメルボルンの様子

セッション等の主なイベントはDay3までとなりますが、Day4でも一部立食イベントが行われていました。

最終日の午後の会場の様子と、おまけでメルボルンの風景を掲載し、締めくくります。

イベントも終了し閑散とした会場 | Cisco Live 2025 Melbourne

Day3からはCisco Live限定商品の販売もありました | Cisco Live 2025 Melbourne

4日間で一番の快晴となったメルボルン | Cisco Live 2025 Melbourne
廣瀬 大和

廣瀬 大和(日本ビジネスシステムズ株式会社)

クラウドテクノロジー事業本部所属のネットワークエンジニアです。主にCatalyst SD-WAN、Cisco Catalyst Centerを取り扱っています。
趣味は野球観戦と旅行、最近はゴルフ練習中です。

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