日本時間10月30日未明、マイクロソフトのクラウド基盤「Microsoft Azure」で障害が発生した。現在は復旧に向かっており、日本時間午前8時20分頃に障害は解消する見通しだ。
障害発生時、マイクロソフトは公式ステータスページで次のように説明していた。
「協定世界時でおよそ16時(日本時間午前1時)ごろから、Azure Front Door(AFD)に関連する問題が発生し、一部のサービスで利用できない状態が続いている。この問題の引き金になったのは、意図しない構成変更である可能性が高いとみている」
障害情報サイト「Downdetector」によると、今回のトラブルはMicrosoft 365やXbox、Zoom、Halo Infinite、Minecraftなど多数のサービスにも波及している。
Downdetectorのアナリスト、ルーク・キーオ氏は「Microsoft Azureの障害によって、航空会社、銀行、政府機関など世界中の多くのサービスが同時に停止した。今月に入って2度目の大規模障害であり、インフラがどれほど強固であっても、集中構造と論理的な単一点障害がもたらすシステミックリスクが明確に浮かび上がった」と述べた。
なお、先週にはAmazon Web Services(AWS)でも大規模な障害が発生しており、多数のウェブサイトや接続型製品が一時的に利用不能になっていた。
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