京王バス、完全キャッシュレス化 27年度以降に現金終了 – Impress Watch

京王電鉄バスと京王バスは、路線バスの完全キャッシュレス化を推進する。2027年度以降、現金取り扱いを終了する見込み。

国土交通省が推進する完全キャッシュレスバスの実現に向けて、同社では2025年度から本格的な取り組みを始めており、調布営業所管内路線で順次実証運行を開始している。

今後、2026年度に全営業所で完全キャッシュレス化の実証を順次開始し、2027年度以降に運賃収受における現金取り扱いを終了する予定。

完全キャッシュレス化における運賃の支払い方法は、交通系ICカード、クレジットカードなどによるタッチ決済、定期券、一日乗車券や企画乗車券、デジタルチケットとなる。

今後のスケジュール

バス車内での現金での利用は、運転者の現金取扱や現金管理の対応が必要となり、完全キャッシュレス化は運転者の業務負担を軽減でき、業界全体での課題である人材不足への対応とバス事業維持に向けた運用効率化が期待できるとする。また、スムーズな運賃支払いにより、乗降時間が短縮しバス運行の定時性向上が見込まれる。

なお、過去3年間での京王電鉄バスグループの運賃支払いにおける現金の割合は、2022年度で4.3%、2023年度で4.1%、2024年度で3.9%と年々減少している。

京王電鉄バスグループの運賃支払い方法の割合




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