人材獲得競争が激しさを増す中で、企業の採用活動にもマーケティングの発想が求められるようになり、求職者に「選ばれる企業」として認知を高めるため、採用広報やコンテンツ発信など、新たな取り組みを始める企業も増えている。
採用マーケティングとは
マーケティングの考え方を活用して自社で働く魅力を発信し、優秀な人材を惹きつけ・採用・定着させる取り組みを指す。従来の「求人を出して応募を待つ」手法とは異なり、転職を検討していない層も含め、自社に関心を持ってもらうための中長期的な戦略を展開する。
このような背景から、株式会社TalentXが中途採用担当者219名を対象に採用マーケティングに関する実態調査を実施した。
調査結果は以下の通り。
採用担当者の約9割が新たな手法を求める
「求人広告」や「人材紹介」以外の新たな採用手法が必要かと尋ねたところ、39.7%が「強く感じる」、47.5%が「やや感じる」と回答し、合計で約9割の担当者が従来チャネル以外の手法を求めていることが明らかになった。
採用マーケティング手法の広がり
現在実施している採用手法について調査したところ、「リファラル採用」が58.4%、「SNSや動画」が47.9%、「採用オウンドメディア運用」が43.4%、「アルムナイ採用の実施」が42.0%と、採用マーケティング領域の実施割合が従来型の人材紹介や求人広告の実施割合に迫っていることが判明した。
採用マーケティング領域への投資拡大
前年比で予算増となった採用ツールやサービスでは、「RPO(採用代行サービス)」が54.4%が最多となった。、次いで「採用MAサービス」が51.2%、「動画作成サービス」が49.2%、「オウンドメディア作成ツール」が48.4%、「ATS(採用管理サービス)」が47.9%と続く。
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日本企業の採用活動がマーケティング化へと大きく舵を切っていることが明確になりました。従来の手法に加えて、採用マーケティングの観点から様々なチャネルを活用していく必要がありそうですね!
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