連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術
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Microsoft 365 Copilotに、革新的な新機能「Agent Mode」と「Office Agent」が登場しました。これにより、ExcelやWordでの作業は「手順を覚える」から「目的を伝えて進める」スタイルへと進化します。ユーザーはAIと対話しながら、複数ステップのタスクを効率的に進められるようになりました。今回は、Excel業務を大きく変える可能性を秘めた「Agent Mode」の使い方を詳しく解説します。
1983年生まれ、秋田県出身。2010年に自社のMicrosoft 365(当時BPOS)導入を担当したことをきっかけに、多くの企業に対してMicrosoft 365導入や活用の支援をはじめる。Microsoft 365に関わるIT技術者として、社内の導入や活用の担当者として、そしてひとりのユーザーとして、さまざまな立場の経験から得られた等身大のナレッジを、各種イベントでの登壇、ブログ、ソーシャルメディア、その他IT系メディアサイトなどを通じて発信している。
日常業務が劇的に変わる! マイクロソフトの「新しい働き方」
2025年9月30日、マイクロソフトは「Agent Mode」と「Office Agent」という2つの新機能を発表しました。これらは、Officeアプリを操作して成果物を作る従来のスタイルから一歩進み、AIとの対話を通じて業務を進める新しい働き方を提案するものです。
マイクロソフトはこの新しいアプローチを「Vibe Working」と呼び、Copilotの進化を象徴するキーワードとして打ち出しました。
発表では、次の2つの新機能が紹介されました。
- Agent Mode
ExcelやWordに組み込まれたモードで、AIが計画・実行・検証・修正を自律的に行います。ユーザーは「どうやるか」ではなく「何をしたいか」を伝えるだけで完結します。 - Office Agent
Copilotチャット上でWordやPowerPointのドキュメントを生成するAIエージェント。Web調査から構成案の作成、デザイン、品質チェックまでをワンストップで行います。
さらに技術面では、「Office Agent」に高性能な対話型AI「Claude」で知られるアンソロピック社のAIモデルを採用し、CopilotはOpenAIのモデルを継続利用することで、“マルチモデル戦略”を始動させました。
これにより、用途に応じて最適なモデルに切り替わる柔軟性が確保され、ユーザーはより高品質なアウトプットを得られるようになります。
一方で、Copilotの利点の1つであったエンタープライズデータ保護の仕組みがアンソロピック社のAIモデルにも対応するのかなど、業務利用における検討課題も一部残されています。
今回はこの発表の全体像を整理したうえで、すでに試せるようになったExcelの「Agent Mode」を中心に、日常業務がどこまで変わるのか、そしてその変化をどう使いこなすべきかを徹底解説します。
【次ページ】Excelの日常業務はこう変わる……Agent Modeの「スゴさ」5連発
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